あきらめていませんか?玄関扉の再生塗装!
お客様からも時々ご質問頂く「玄関扉のクリヤー塗装」について少しお話したいと思います。
当社にお見積りのご依頼を頂くお客様の中でも比較的築年数が浅い宅では、アルミ製の玄関扉が使われているケースがほとんどです。
しかし、築年数が20年~30年程度経過しているお宅で時々見かけられるのが木製の玄関扉。
この木製の玄関扉の塗装をする場合、大きく分けて2パターンの施工方法があります。
一色で塗りつぶしてしまう方法と木目を生かした再塗装。
この二つの工法は、見た目の仕上がりも全然違いますが、工事にかかる手間暇も格段に変わります。今回は木目を生かした再塗装の作業工程を以下にご紹介いたします。
まずは施工前の様子です。所々旧塗膜がはがれているのが分かります。特に下の部分が雨や日当たりがいいので、傷みやくなります。
剥離作業
まずは剥離剤を使ってこの古い塗膜を剥がしていきます。
剥離剤を塗り込んで、浮いてきた旧塗膜を削り取る。この作業を2回~3回繰り返します。根気のいる作業ですが、剥離作業がこの後の塗装作業に大きく影響するため、しっかりと行います。
下地調整
ある程度旧塗膜の剥離作業が終わったら、特殊な薬品を使ってシミやカビなどを除去していきます。
キレイになっているのが画像でもわかると思います。
ここまででようやく塗装前の下地作業が完了です。無垢の木の状態になりました。
塗装作業
全体的に耐水ペーパーで表面を整えてやっと塗装作業に入ります。今回はクリヤーの下塗りを2回、仕上げのクリヤー塗装を2回、計4回塗りを行いました。
完成
そして完成です。こちらのお宅の場合、玄関扉だけで丸3日間かかりました。
通常の1色塗りの場合、一日あれば十分に作業は終わります。当然クリヤー塗装と比べると工事の金額も安く済みますが上記画像のような木の風合いは無くなってしまいます。
木製の玄関扉のお宅で、今後塗装をご検討されている方は是非参考にしてみて頂ければと思います。
この記事の著者について
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