「外壁塗装の塗料ってどれがいいの?」
外壁の塗り替えを検討するにあたって、多くのご家庭で悩まれるのが『塗料の種類』。
塗料には代表的な種類だけで9種類存在し、その種類の中でさまざまな製品が販売されています。
ここでは、ご家庭の外壁にどの塗料が向いているのか、その費用をはじめとして、耐用年数や性質などについてご紹介していきます。
ぜひ参考にして、外壁塗装に取り組んでみてくださいね。
目次
外壁塗装の塗料の種類
塗料の種類 | 代表的な塗料 |
アクリル塗料 | ● オーデグロス(日本ペイント)
● アレスアクアグロス(関西ペイント) |
ウレタン塗料 | ● クリーンマイルドウレタン(エスケー化研)
● ファインウレタン(日本ペイント) |
シリコン塗料 | ● ファインシリコンフレッシュ(日本ペイント)
● クリーンマイルドシリコン (エスケー化研) ● セラMシリコン2(関西ペイント) |
ラジカル塗料 | ● パーフェクトトップ(日本ペイント)
● エスケープレミアムシリコン(エスケー化研) ● アレスダイナミックTOP(関西ペイント) |
フッ素塗料 | ● ファイン4Fセラミック
● クリーンマイルドフッソ ● ルミステージ |
ナノテクノロジー塗料 | ● ナノコンポジットW防藻+(水谷ペイント)
● ナノペイント(菊水化学工業) |
セラミック塗料 | ● ガイナ(日進産業)
● ニッペ パーフェクトセラミックトップG(日本ペイント) ● アトモス(アペティ) |
光触媒塗料 | ● インテリアウォール VK-500(日本ペイント)
● ピュアコート水性(ピアレックステクノロジーズ) ● オプティマスホワイトペイント(オプティマス) |
無機塗料 | ● アプラウドシェラスターⅡ日本ペイント)
● ムキフッソ(関西ペイント) ● スーパーセラタイトF(エスケー化研) |
外壁塗装の塗料の種類と代表的な製品をご紹介しました。
上記の通り、9種類の塗料が活用されていて、さまざまな製品が販売されています。
ではつぎに、その特徴の違いについて詳しくお伝えしていきましょう。
外壁塗装の塗料の特徴・性質について
塗料の種類 | 耐久年数 |
アクリル塗料 | 3~5年 |
ウレタン塗料 | 5~8年 |
シリコン塗料 | 8~12年 |
ラジカル塗料 | 8~15年 |
フッ素塗料 | 12~18年 |
ナノテクノロジー塗料 | 12~18年 |
セラミック塗料 | 15~20年 |
光触媒塗料 | 12~18年 |
無機塗料 | 15~20年 |
外壁塗装の塗料には、それぞれに耐用年数が異なります。
外壁塗装を考えているご家庭であれば、塗料の持っている性質や特徴と共に、耐用年数・費用も踏まえ検討すると良いでしょう。
・アクリル塗料
「アクリル塗料」はアクリル樹脂が主成分であり、軽量で重ね塗りしやすく、発色が良い特徴を持っている塗料です。
費用がもっとも安価であることもメリットのひとつでしょう。
耐用年数が3~5年程度と短く、こまめな塗り替えが必要であることから、近年では住宅の外壁塗装で使用されないことが多くなりました。
- こまめに塗り替えを行いたい
- 塗装費用を安く抑えたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・ウレタン塗料
「ウレタン塗料」はウレタン樹脂が主成分であり、柔軟性が高く伸縮性に優れているために、木や金属、モルタル、コンクリートなど、さまざまな場所に塗装することができます。
密着性が高く剥がれにくいために、環境によってはある程度の耐用年数も期待できます。
ただ、近年ではシリコン塗料との価格差がそれほどなくなったことから、選ばれる機会が少なくなってきたと言えるでしょう。
- 塗装費用を安く抑えたい
- 剥がれが気になるところを補修したい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・シリコン塗料
「シリコン塗料」はシリコン樹脂が主成分であり、耐久性が高く、費用が安価であることからコストパフォーマンスの観点で人気のある塗料となっています。
結露が発生しにくい特徴がありますので、外壁そのものを守ることにおいても優れています。
ただ、塗膜が固くなり、はっ水性が高いために、密着させにくく重ね塗りには不向きであると言われています。
またシリコン塗料にはさまざまな種類があり、耐久性や性能が低いものもありますので、シリコン含有量の高いものを選ぶことが大切です。
- コストパフォーマンスで塗料を選びたい
- 人気のある塗料を使いたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・ラジカル塗料
「ラジカル塗料」は酸化チタンや光安定剤が主成分である「ラジカル制御」と呼ばれる技術が用いられており、塗膜の劣化や変色を防ぎ、チョーキング現象を抑えることに優れている塗料です。
価格がシリコン塗料なみで、耐久性能はフッ素塗料なみであるのが特徴です。
ただ、成分の参加チタンは白色顔料で濃色を作ることが難しく、種類も数えるほどしかありません。
- 費用対効果が高い塗料を選びたい
- 耐久性能の優れた塗料を活用したい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・フッ素塗料
「フッ素塗料」はフッ素樹脂が主成分であり、耐久性や耐熱性に優れており、耐久年数は8~15年、太陽光や紫外線から外壁を守ることができます。
汚れが落ちやすい性質があり、雨の水で汚れを落としてくれます。
ただ、艶なしのフッ素塗料がないことから、好みや建物との相性によっては選択肢に入らない可能性もあります。
- 塗装の寿命が長い塗料を選びたい
- 塗り替えの頻度が少ない塗料を活用したい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・ナノテクノロジー塗料
「ナノテクノロジー塗料」は主成分である樹脂をナノレベルまで小さくしている、最新技術を活用している新しいタイプの塗料です。
樹脂がナノレベルになると外壁に塗装した際に均一に分散させることができ、ガラスのように滑らかな塗膜になる特徴があります。
そのため、汚れがつきにくく落ちやすくなっており、耐用年数が長くなっています。
ただ、開発途上にある塗料ですので、まだまだ広く使われている状況ではなく、費用が高くなる傾向にあります。
- 汚れがつきにくく耐用年数が長い塗料を使いたい
- 最新技術を用いた塗料を使ってみたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・セラミック塗料
「セラミック塗料」は主成分である砂や石、セラミックビーズなどの微粒子(セラミック)を含んで活用している塗料です。
セラミックを配合することによって、断熱性能や遮熱性能を高めることができ、親水性を高め外壁を汚れにくくする作用に優れています。
ちなみにセラミック塗料とは、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料のいずれかにセラミックを配合して活用するもので、基本的には塗料のグレードとは関係のないものです。
そのため、セラミック塗料だから耐久性能が高いわけではなく、ベースとなる塗料によって耐久年数も異なるので注意が必要です。
- 断熱や遮熱効果に優れている塗料を使いたい
- 石材調の見た目になる塗料を使ってみたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・光触媒塗料
「光触媒塗料」は主成分である酸化チタンの性質を活かして、汚れを分解するセルフクリーニング効果を実感できる塗料です。
酸化チタンは紫外線に反応する性質を持っており、活性酸素を発生させ、大気の汚染物質を分解する働きがあるのです。
分解された汚れは、雨水によって洗い流すことができますので、汚れがつきにくく落ちやすくなっています。
ただ、色のバリエーションが少なく、費用が高めになってしまう傾向にあります。
- 防汚性能が高く耐久性能に優れている塗料を使いたい
- 空気清浄効果がある塗料を使ってみたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
・無機塗料
「無機塗料」は石やレンガ、ガラスなどを含まない無機物を主成分として配合した塗料で、劣化しにくい耐久性を持っています。
無機物は紫外線で劣化しない耐久性を持っている鉱物ですが、その性質を活かした塗料であると言えます。
そのため、製品の中には20年経過しても80%の光沢を保持できる塗料も販売されており、塗り替えにかかる負担を軽減したいご家庭に人気があります。
ただ、無機物自体の価格が高いために、塗料の費用も高めになってしまう傾向にあります。
- 低汚染性、高耐候性に優れている塗料を使いたい
- 塗装工事の回数を減らしたい
このようにお考えのご家庭に向いている塗料だと言えるでしょう。
まとめ
外壁塗装の塗料の特徴についてご紹介しました。
外壁塗装には9種類が存在し、それぞれに耐久年数や性質、費用は異なっています。
そのため、この記事を参考にして、塗り替えを検討されている外壁にどのような塗料を求めているのか検討してみるといいでしょう。
塗装をする際には、地元に密着し、実績豊富な塗装業者を選んでおくことをおすすめします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)