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外壁塗装は、家の美観や耐久性に重要な役割を果たしています。しかし、時には「浮き」「膨れ」「剥がれ」といった問題が発生することがあります。
これらの症状は、見た目の問題だけでなく、建物の耐久性にも影響を及ぼす可能性があるため、適切な対応が求められます。
そのため、理解を深め、適切なメンテナンスや修繕方法を選択することが大切なのです。
本記事では、外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれが発生する9つの原因と、それぞれの対処法について、横浜市の塗装業者の視点から徹底的に解説します。
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれとは?
外壁塗装のトラブルとしてよく見られる「浮き」「膨れ」「剥がれ」。これらは単に見た目が悪いだけでなく、建物の耐久性にも影響を及ぼす問題です。
これらの症状は、外壁の劣化だけでなく、建物全体の耐久性に影響を及ぼす可能性があります。したがって、これらの問題を早期に発見し、適切に対処することが重要です。
ここでは、これらの現象が具体的に何を指し、どのようにして発生するのかを解説します。
・外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれとは
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれは、家の外壁に現れる一般的な問題ですが、これらの症状が何を意味するのか、正しく理解することが重要です。
外壁塗装の「浮き」とは、塗膜が下地から離れて空間ができる現象です。これにより、塗膜の下に空気が入り込み、外壁の表面にふくらみが生じます。
見た目にも影響が出るだけでなく、塗膜の保護機能が低下する恐れがあります。
「膨れ」は、塗膜が膨張して外壁にポコッとした部分ができる状態を指します。この現象は、水分や熱などが塗膜の下に溜まることで生じることが多く、塗装の劣化を早める原因となります。
「剥がれ」は、塗膜が完全に剥離してしまう状態です。これにより下地が露出し、外壁が直接的なダメージを受けやすくなります。
長期間放置すると、建物の構造自体に悪影響を与えることもあります。
これらの症状は、外壁の見た目だけでなく、建物の耐久性そのものにも大きく関わるため、発見した場合は早急な対処が求められます。
次の章では、これらの問題がなぜ発生するのか、具体的な原因について詳しく解説していきます。
・浮き・膨れ・剥がれはなぜ発生する
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれは、さまざまな要因によって発生します。
これらの問題が生じる一般的な原因を理解することは、適切な対処法を選ぶ上で非常に重要です。
外壁塗装に影響を与える主な環境要因には、紫外線、温度変化、雨水などがあります。これらの要因は、塗膜の劣化を促進し、浮き・膨れ・剥がれを引き起こす原因となります。
特に紫外線は塗料を硬化させ、ひび割れや剥がれの原因になりやすいです。
施工時の問題も、塗装の不具合を引き起こす大きな要因です。
高圧洗浄の不十分さ、下地処理の不適切さ、塗料の乾燥時間の不遵守などが、塗膜の浮きや膨れ、剥がれを生じさせる原因になり得ます。
また、塗料の選定ミスや施工方法の不備も、塗装の問題を招くことがあります。
使用される塗料や外壁材の品質も重要な要素です。
不適切な塗料の選択や、外壁材と塗料の相性の悪さは、塗装の持続性に影響を及ぼし、浮き・膨れ・剥がれの原因となります。
・浮き・膨れ・剥がれを放置するリスク
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれは、見た目の問題だけではなく、建物全体の健全性にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
これらの問題を放置することによって生じるリスクについて、詳しく解説します。
外壁の塗膜が剥がれ、浮き、膨れが発生した場合、それは塗膜の保護機能が失われているサインです。
塗膜が機能しなくなると、外壁の素材が直接風雨や紫外線に晒され、腐食や腐朽が進行するリスクが高まります。
これは建物の構造的なダメージにつながる恐れがあります。
また、防水機能も果たしています。
浮きや膨れ、剥がれが進行すると、雨水が壁内部に侵入しやすくなり、内部の木材の腐食や金属部分の錆び、さらにはカビの発生など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
外壁の塗膜が適切に機能しなくなると、断熱や遮音効果にも影響が出ることがあります。
これにより、屋内の快適性が低下し、冷暖房費の増加などの経済的な負担が生じる可能性があります。
初期の小さな問題を放置すると、時間が経過するにつれて修繕が困難になり、最終的には全面的な再塗装が必要になることがあります。
大幅なコスト増加につながりますので注意が必要です。
さらに、外壁の状態は不動産の価値にも影響を与えます。
浮き・膨れ・剥がれが進行している建物は、見た目が悪く、構造的な問題を抱えている可能性があるため、不動産の価値が下がるリスクがあります。
以上のように、外壁塗装の問題を放置することは、見た目の損失だけでなく、建物の耐久性や機能性の低下、経済的な損失をもたらす可能性があります。
そのため、早期の対処と適切なメンテナンスが重要なのです。
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれの9つの原因
外壁塗装における「浮き」「膨れ」「剥がれ」は、さまざまな要因によって引き起こされます。
これらの問題を適切に対処し、再発を防ぐためには、まず原因を正確に把握することが不可欠です。
ここでは、外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれを引き起こす9つの主な原因に焦点を当て、それぞれを詳しく解説します。
・経年劣化の影響
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれの一般的な原因の一つが経年劣化です。
建物が長年にわたり紫外線、雨風、温度変化などの自然環境に晒されることで、塗膜は徐々に劣化していきます。
この劣化過程で、塗膜が硬くなり、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。定期的なメンテナンスや再塗装により、これらの問題を適切に管理することが重要です。
・高圧洗浄
外壁塗装の前に行う高圧洗浄が不十分な場合、塗膜の密着性に悪影響を及ぼす可能性があります。
汚れや古い塗膜が適切に除去されないと、新しい塗料がしっかりと下地に密着せず、将来的に浮きや膨れ、剥がれの原因になります。
高圧洗浄は、外壁塗装の品質を保証するための重要な工程なのです。
・下地処理
下地処理が不十分な場合も、外壁塗装の問題を引き起こす原因となります。
下地処理には、ひび割れの補修、不陸の平滑化、防水処理などが含まれます。これらの処理が不適切だと、塗料の密着不良や耐久性の低下を招き、結果的に浮き・膨れ・剥がれを引き起こします。
・下塗り
下塗りは、外壁塗装において最終塗膜と下地との間の密着を強化する重要な工程です。
下塗りが不十分だと、塗料の密着力が低下し、耐久性に欠ける塗膜が形成されることになります。これは後に浮き・膨れ・剥がれの原因となる可能性が高いです。
・塗料の乾燥時間
塗料の乾燥時間を守らない場合、塗膜が十分に硬化しないまま次の工程に進むことになります。
これにより、塗膜の耐久性や防水性が低下し、結果として浮きや膨れ、剥がれの問題が生じることがあります。
適切な乾燥時間は、塗料の種類や気象条件によって異なるため、経験豊富な塗装の専門家に依頼することが大切です。
・塗料の取り扱い
塗料の取り扱いに不備があると、外壁塗装の品質に大きく影響します。
塗料の混合比率が間違っていたり、保管環境が適切でなかったりすると、塗料の性能が低下します。
これにより、塗膜の密着不良や早期劣化が引き起こされ、結果的に浮き・膨れ・剥がれの原因となることがあります。
塗料は製品ごとの指示に従って正確に取り扱う必要があるのです。
・外壁材と塗料の相性
外壁材と塗料の相性が悪い場合、塗膜の密着性や耐久性に問題が生じることがあります。
例えば、特定の外壁材に適さない塗料を使用すると、塗膜がうまく定着せず、時間の経過と共に浮き・膨れ・剥がれが発生する可能性があります。
外壁材の種類に合った塗料を選択することが、トラブルを避けるためには重要です。
・外壁と塗膜の間に水分が入り込んだ
外壁と塗膜の間に水分が入り込むと、塗膜の剥がれや膨れを引き起こす原因となります。
水分は塗膜の下に閉じ込められ、膨張することで塗膜を持ち上げることがあります。また、水分が長期間留まることで、外壁自体の腐食やカビの発生にも繋がります。
水分の侵入を防ぐためには、適切な下地処理とシーリングなどの防水処理が必要です。
・悪徳業者による施工不良
悪徳業者による施工不良は、外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれの一因となります。
このような業者は、必要な作業工程を省略したり、安価で劣る材料を使用したりすることがあり、これが品質の低下に直結します。
例えば、適切な下地処理を怠ったり、塗り重ねる回数が少なかったりすると、塗膜の耐久性が低下し、剥がれや浮きが生じやすくなります。
信頼できる塗装業者を選ぶことが、このような問題を避けるために非常に重要です。
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれの修繕方法
外壁塗装における浮き・膨れ・剥がれは、家の保護機能の低下を意味します。
修繕方法は、状況に応じて異なりますが、基本的には外壁全面の塗り替えが推奨されます。
部分的な補修は、他の部分の劣化が進行していない場合にのみ有効ですが、これは一時的な解決策に過ぎません。最終的には全面塗装の計画を立てることが重要です。
・外壁全面の塗り替え
浮き・膨れ・剥がれが広範囲に及んでいる場合や、複数の箇所で問題が見られる場合は、外壁全面の塗り替えが望ましいです。
全面塗装により、塗膜の一貫性が保たれ、全体的な耐久性が向上します。
また、新しい塗料を使用することで、最新の技術や材質の利点を活用し、建物を長期にわたって保護することが可能になります。
・部分的な補修
一方、浮き・膨れ・剥がれが限定的な場合、部分的な補修も一時的な対応策として考えられます。
この場合、損傷部分のみを対象に下地処理や再塗装を行います。
しかし、この方法は周囲の未損傷部分との見た目の一貫性が失われるリスクがあり、また他の劣化が進行していないことが前提です。
・全面塗装の計画
部分的な補修を行った後でも、将来的に全面塗装を行う計画を立てることが大切です。全面塗装は、建物の外観を一新し、耐久性を高める効果があります。
部分的な補修を施した後は、定期的な点検を行い、全面塗装のタイミングを見極めることが重要です。
・専門業者との相談
いずれの修繕方法を選択する場合でも、専門の塗装業者と相談し、状況に応じた最適な対応策を決定することが重要です。
プロの視点から、建物の状態を正確に診断し、長期的な観点から最適な修繕方法を提案してもらうことが、建物を適切に保護する上で不可欠です。
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれはどうすればいい?
家の外壁に浮き・膨れ・剥がれが発生したとき、多くの家庭はどのように対処すればよいか迷うことでしょう。
これらの問題は、見た目の悪化だけでなく、建物の保護機能の低下にも繋がるため、迅速かつ適切な対応が必要です。
ここでは、外壁塗装の問題に直面した際の適切な対応方法について解説します。
・塗装業者に速やかに相談を
外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれを発見した場合、塗装業者に速やかに相談することが重要です。
① 見た目の悪化
外壁の浮き・膨れ・剥がれは、家の外観に直接影響を与えます。美観を損なうだけでなく、不動産価値の低下にもつながる可能性があります。
早期に専門家に相談し、適切な修繕を行うことで、外壁の見た目を保ち、建物の価値を維持することができます。
② 建物の保護機能の低下
外壁の塗膜は、建物を風雨や紫外線などの外部環境から保護する役割を果たしています。
浮き・膨れ・剥がれが生じると、この保護機能が低下し、建物の構造自体がダメージを受けるリスクが高まります。
例えば、水分が壁内部に侵入しやすくなり、内部の腐食やカビの発生に繋がることもあります。専門家による迅速な評価と対応は、これらの問題を未然に防ぐために不可欠です。
専門家に相談する際には、まず、問題のある箇所の写真を撮影し、具体的な状況を伝えることが有効です。
また、これまでの塗装に関する情報(いつ塗装したか、どのような材料を使用したかなど)を提供することで、より適切なアドバイスを受けられる可能性が高まります。
塗装業者に相談することで、問題の原因となっている要因を特定し、適切な修繕方法を決定することができます。
また、今後のメンテナンス計画についてもアドバイスを得ることができるため、建物の長期的な保護にも寄与します。
そのため、専門家の助言を得ることは、外壁塗装の問題を効果的に解決するための第一歩なのです。
・塗装業者の選び方
外壁塗装の修繕を検討する際、適切な塗装業者を選ぶことは非常に重要です。信頼できる業者を選定するためのポイントを以下に示します。
①実績と評判の確認
良い塗装業者は、過去の施工例や顧客の評判を基に選ぶようにしましょう。インターネットのレビューや口コミ、地域の評判などを参考にしてください。また、できれば過去の施工例を見せてもらい、品質を直接確認するとよいでしょう。
②見積もりの透明性
見積もりは塗装工事の全体像を理解するための重要な手段です。費用の内訳が明確で、追加料金が発生しないかどうかを確認してください。不明瞭な見積もりは、後にトラブルの原因となることがあります。
③使用する材料の質
使用する塗料や材料の質は、仕上がりの品質と耐久性に直結します。品質の高い材料を使用しているかどうかを確認し、可能であれば材料に関する詳細な情報を提供してもらうよう依頼してください。
④対応の良さとコミュニケーション能力
工事中のトラブルや不明点に対応するためにも、コミュニケーション能力が高い業者を選ぶことが重要です。初回の相談時に、どれだけ丁寧に対応してくれるかをチェックしましょう。
⑤保証とアフターサービス
塗装工事には保証が付いていることが一般的です。保証期間や内容、アフターサービスの有無を確認し、長期的な安心を得るための基準としてください。
⑥資格と専門知識
塗装工事に関する資格を持っているか、また業者がどれだけ専門知識を持っているかも重要です。専門的な質問に対して適切な答えが返ってくるかを確認してください。
⑦地元密着型かどうか
地元密着型の業者は、地域や環境に合った塗装方法を提案してくれる可能性が高いです。また、熟練職人による施工であるために安価であることや、アフターフォローがしやすいというメリットもあります。
まとめ~横浜市の外壁塗装・屋根塗装なら
この記事では、外壁塗装の浮き・膨れ・剥がれについて、その原因と対処法に焦点を当てて解説しました。
外壁塗装の問題は、見た目の美観を損ねるだけでなく、建物の保護機能の低下にも直結します。このため、早期発見と適切な対処が非常に重要です。
外壁塗装のトラブルの主な原因には、経年劣化、施工時の問題、材料の不適切な選択、環境要因などがあります。
これらの問題を適切に理解し、対処することで、建物の耐久性を高め、長期的なコストを削減することができます。
具体的な対処法としては、外壁全面の塗り替えが推奨されます。ただし、浮き・膨れ・剥がれの程度や範囲によっては、部分的な補修も有効な場合があります。
いずれの場合も、専門の塗装業者に相談し、状況に応じた最適な対応策を決定することが重要です。
最後に、適切な塗装業者を選ぶことは重要です。
業者選びに際しては、実績、見積もりの透明性、使用材料の質、対応の良さ、保証内容、専門知識、地域密着型かどうかなど、複数の要素を考慮するといいでしょう。
横浜市の外壁塗装・屋根塗装なら、地元に密着し、実績豊富な塗装業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)