外壁塗装の塗料の選び方！塗料選びのポイントを横浜市の塗装業者が徹底解説【▶解説動画あり】

今回は『おすすめの塗料』について、お話したいと思います。

塗料にはさまざまな種類があり、『シリコン塗料』や『フッ素塗料』、『無機塗料』などが外壁塗料として人気となっています。

また、汚れの付着しにくい『親水機能』、カビや藻などが発生しにくい『防カビ・防藻機能』、紫外線や熱を反射させ、熱を室内に通しにくくする『断熱・遮熱機能』といった、機能性を合わせ持つ塗料も登場しています。

そのような数々の塗料の中から、どのように最適な塗料を選べばいいのか、横浜市を営業拠点としているプロの塗装業者の視点からお伝えいたします。

外壁塗料の種類にはどのようなものがありますか？

外壁塗料にはさまざまな種類があるため、その中からお家に適した塗料を選択するのは難しく感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、塗料の樹脂、機能性からどのような種類があるのかご紹介していきます。

・樹脂の違いによる塗料の種類と耐久年数

一般的な外壁塗装用の塗料は、塗料に含まれている樹脂の種類によってグレードでわけることができます。

塗料の樹脂によって耐久年数が変わってきます。 耐久年数が低いものから順番に並べてみると上記の通りになります。

アクリル塗料であれば3年から5年程度、無機塗料であれば20年以上といった耐久年数の違いがあります。

ご覧の通り、アクリル塗料とかウレタン塗料というのは、そもそも10年の耐久年数を持っていませんので、当社でもお客様にご提案することはなくなっています。

しっかりと10年以上の耐久年数を持つ、シリコン塗料以上のグレードの塗料をご提案することが多くなっています。

・機能性の違いによる塗料の種類

塗料の種類は上記でご説明したグレード以外にも、『機能性塗料』と呼ばれるものが存在します。

たとえば、

• 汚れに強い『親水機能』のある塗料
• 外部の熱をお家の中にまで通しにくい『断熱・遮熱機能』
• カビや藻の発生を防ぐ『防カビ・防藻機能』

などといった機能を持つものも増えてきています。

親水機能とは、外壁塗料の機能の中でも特に注目されている機能で、塗料の表面に水が均等に広がって汚れを洗い流してしまう性質のことを指しています。

雨水とともに汚れが洗い流されるため、外壁の美観を保つことはもちろん、汚れが塗膜に侵入しにくいため、塗膜の劣化防止につながります。

断熱・遮熱機能とは、太陽の熱や冬場の寒気を遮る効果や、紫外線や太陽光を反射させる機能のことを指しています。

建物のエネルギー効率を高め、居住空間の快適性を向上させることが期待できる機能として、省エネ効果が特に注目されています。

また、外壁のカビや藻の発生に悩まされているご家庭であれば、防カビ性能や防藻性能に優れている塗料を活用することがおすすめです。

外壁塗装におすすめの塗料の選び方

ご紹介した通り、外壁塗装で活用する塗料にはさまざまな種類があり、その中からお家に適した塗料を選び出す必要があります。

ここでは、多くの種類がある外壁塗料の中から、最適なものを選び出す方法について、わかりやすく解説していきます。

・おすすめ塗料の選び方

おすすめの塗料はいろいろとあり、おすすめ塗料だからと言ってすべてのお客様に適しているかというとそうとは言えません。

当社でおすすめする塗料は基本的には、

①お家の痛み状況

②お客様のご要望

によって変わってきます。

例えば、外壁そのものにひび割れなどの損傷が見られる場合には、損傷を修繕したうえで適切な塗料を塗装することになります。

塗料の選択には、外壁材にも着目しなければならないこともあります。

例えば、ガルバリウム鋼板など金属外壁で錆が見られるような場合には、錆びを落とし、防錆効果の高い下塗り塗料を選択することになります。

また、お客様のご要望によっても塗料の選択肢が変わってきます。

例えば、一時的な費用を抑えたいのであれば、低価格で耐久性も高いシリコン塗料がおすすめですし、パフォーマンスを重視するのであればフッ素塗料や無機塗料がおすすめです。

・どんな悩みを解決できるのかによって塗料を選ぶ

塗料選びにおいては、日常の生活においてどのようなお悩みを持っており解決したいのかといった観点から選ぶことも可能です。

例えば、湿度の高い地域や日陰になる箇所であれば、カビや苔、藻などの発生に悩まされることもあります。

長年お家の汚れに悩まされてきたカビや苔、藻を何とかしたいというご要望があれば、防カビ・防藻性能に優れている塗料をおすすめすることができます。

また、外壁塗装して10年ほどが経過すると、塗料の機能が低下して、汚れが目立つようになってきます。

汚れにくい塗装がしたいという具体的なご要望があれば、汚れに強い塗料がおすすめです。例えば、汚れを洗い流す作用のある親水性塗料を選ぶと良いでしょう。

あるいは、外壁塗装・屋根塗装で夏の暑さを何とかしたいというご要望の方でしたら、断熱塗料や遮熱塗料をおすすめしています。

高い断熱性能や遮熱性能を持つ塗料は、メーカーの研究データにおいて、夏場の室内の温度上昇を抑える効果に優れていることがわかっています。

このように、それぞれのお宅の塗装工事で『どんなお悩みを解決したいのか』という点が、塗料選びのヒントになるのではないかと考えています。

塗料の種類を決めてない場合はどうすればいい？

具体的に塗料を考えてない方でしたら、

①耐久年数で選ぶ

②予算に合ったものを選ぶ

といった、いずれかの方法がおすすめです。詳しくご紹介していきましょう。

①耐久年数で選ぶ

おすすめの塗料の中から、ご要望の耐久年数でお選びいただく方法です。

例えば、塗装して10年の耐久性能がある塗料を選びたいなら、シリコン塗料を選ぶと良いでしょう。

こまめに外壁塗装による修繕を行って、お家を守っていきたいとお考えの方にはおすすめです。

さらにもっと長い耐久年数を持つ塗料をご希望であれば、15年以上の耐久年数を持つフッ素塗料がおすすめです。

一度塗装したら、できるだけ長い期間、塗り替えしなくて済むようにしたい方であれば、高耐久性の塗料を選ぶようにすると良いでしょう。

②予算に合ったものを選ぶ

上記の表の通り、塗料の耐久年数が上がれば、それに応じて塗料のグレードも上がってくることになり、金額も高くなる傾向にあります。

ご予算に合ったものをその中からお選びするというのでもいいと思います。

できる限り、費用を抑えつつ、耐久年数が高いものを選びたいということであれば、比較的低価格で耐久性能を備えているシリコン塗料がおすすめです。

なお、もっともグレードが高い無機塗料は、メーカーから耐久年数30年と公表されているものがあります。

一時的に費用負担は高くなりますが、それだけコストパフォーマンスも高くなりますので、費用をどのように考えるのかも重要になります。

まとめ～横浜市で外壁塗装のことなら池田塗装へご相談を

ここでは、外壁塗装の塗料の選び方、塗料選びのポイントをプロの塗装業者の視点で徹底解説いたしました。

外壁塗装に活用する塗料にはさまざまな種類があり、シリコン塗料やフッ素塗料など樹脂によるもの、親水機能や防カビ機能、断熱・遮熱機能など機能性によるものなどで分けられています。

そのようなさまざまな種類の中から、お家に適した塗料を選択するには、お家の痛み状況とか、お客様のご要望によって変わってきます。

耐久年数で塗料を選ぶのであればこまめに塗り替えを希望するのか、できる限り長い間、塗り替えを希望しないのかによって異なります。

また、現状のお悩みを解決できるような機能性塗料があれば、汚れが付きにくいもの、カビが発生しにくいもの、などの中から選ぶのがいいのではないかと考えています。

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