今日は、「外壁塗装の塗り替え時期とセルフチェック」についてお話ししたいと思います。
外壁塗装の塗り替え時期でお悩みの方は多いのではないでしょうか。しかし、いつが最適なタイミングなのかを見極めるのは、専門家でもない限り難しいと感じる方も多いでしょう。外壁の状態を自分でチェックする方法があれば、自宅のメンテナンスをより計画的に行うことができます。
本記事では、外壁塗装の塗り替え時期を見極めるためのポイントや、自分でできるセルフチェックの方法について詳しく解説します。
一般的な塗り替え時期の目安から、具体的なチェックポイント、そしてプロに相談すべきタイミングまでをお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。これらの情報を活用し、ご自宅の外壁を長持ちさせるための知識を深めていきましょう。
目次
外壁塗装の塗り替え時期とは?
外壁塗装の塗り替え時期について、多くの方から「どのタイミングで塗り替えをすればよいの?」とご質問を頂戴します。
ここでは、一般的な目安と、それぞれの家庭ごとの状況に応じた判断基準について詳しく解説します。
一般的な塗り替えの目安
一般的な外壁塗装の塗り替え時期についてですが、一般的には新築後10年くらいが目安と言われています。この期間を過ぎると、塗装が劣化し始め、防水性や美観が損なわれる可能性が高まるからです。
実際に、ハウスメーカーなどでも「10年点検」として「そろそろ外壁塗装をした方が良いですよ」と提案されることが一般的です。この点検では、塗膜の劣化状況やひび割れ、カビの発生など、外壁の状態を総合的にチェックします。こうした点検を利用して、塗り替えのタイミングを判断するのも一つの方法です。
建物ごとの個別判断が重要
私自身も、塗り替えの目安として10年くらいが適切だと考えています。ただし、外壁塗装の塗り替え時期は一律ではありません。各家庭の痛み具合や立地条件、建物の構造などにより、劣化の進行速度は異なるために10年が必ずしも適した時期とは限らないからです。
実際に訪問したお宅でも、築10年でも状態が良く「まだ2〜3年は大丈夫です」と言えるお宅もありますし、逆に「もう少し早く塗り替えをしておいた方が良かったのでは?」と思うお宅もあります。
最適な塗り替えのタイミングを判断するには
自宅の外壁の状態を把握し、最適なタイミングで塗り替えを行うことが大切です。
では、実際に適した塗り替え時期をどう判断すればいいのか、どこを見れば良いのかというと、厳密には専門の塗装業者に診断してもらうのが一番良いと思います。しかし、業者を呼ぶと「断りにくいのでは?」とか「診断だけしてもらうのは申し訳ない」と思われる方も多いと思います。
そのため、建物の個別の状態に応じて、適切な時期を見極めるためには、定期的なセルフチェックを行いつつ、専門家に相談することが重要です。
自分でもできる外壁のセルフチェックポイント
外壁の状態を定期的にチェックすることは、建物の美観を保ち、構造を守るための基本になります。セルフチェックを行うことで、外壁の状態を早期に把握し、適切な時期に塗り替えを行うことができます。
ここでは、自分でできる外壁のセルフチェックポイントについて詳しく解説します。
チョーキング現象
外壁塗装の塗り替え時期を判断するためのポイントとして「チョーキング現象」というものがあります。外壁を手で触った際に、白い粉が手に付着する現象のことを指します。これは塗膜が劣化し、防水効果が失われているサインです。チョーキング現象が発生している場合、塗膜の劣化が進んでいる可能性が高いため、塗り替えの時期が近づいていると考えられます。
セルフチェックの際は、外壁の四方すべてを確認することが重要です。一箇所だけでなく、家全体の外壁を触ってみて、チョーキングが発生しているかを確認します。どこか一箇所でも白い粉が手に付く場合は、塗り替えを検討する時期と考えて良いでしょう。
外壁のひび割れ(モルタル外壁の場合)
次に、外壁のひび割れです。家の周りをよく見て、外壁にひび割れがないか確認しましょう。ひび割れには大きく分けて2種類あります。
1つ目は「ヘアークラック」と呼ばれるもので、髪の毛のように細い0.3mm未満のひび割れです。このタイプのひび割れは、すぐに雨水が浸透して雨漏りの原因になることは少ないですが、放置しておくと劣化が進んでしまい将来的には塗り替えを考える必要があります。
もう1つは「構造クラック」と呼ばれる0.3mm以上のひび割れで、こちらは雨水の浸透や雨漏りのリスクが高いです。構造クラックが発生している場合は、早急に塗り替えを検討する必要があります。
サイディング外壁のチェックポイント
サイディング外壁の場合は、サイディングボードの継ぎ目や窓周りのコーキングの状態を確認することが重要です。コーキングが劣化していると、ひび割れや剥がれが見られることがあり、この状態を放置すると雨水の侵入による内部の劣化を引き起こす可能性があります。コーキングにひび割れや剥がれが見られる場合は、早めにメンテナンスを行うことが望ましいです。
また、サイディングそのものが浮いていたり、釘が抜けたりしている状態も要注意です。これらの状況は、外壁の固定が不十分であることを示しており、風や雨によってさらに劣化する可能性があります。
カビ・苔・藻の発生状況
モルタル外壁とサイディング外壁共通のチェックポイントとして、カビや苔、藻が生えていないかの確認が大切です。外壁にカビや苔、藻が発生している場合も、塗り替えを検討すべき時期であるからです。
特に北側の面や日当たりが悪く湿気がたまりやすい場所では、こうした微生物が繁殖しやすくなります。これらは見た目の問題だけでなく、塗膜の劣化を促進し、外壁材を傷める原因となるため、早めに対策を講じることが必要です。
カビや苔、藻の発生が見られる場合、塗り替えと同時に外壁のクリーニングや防カビ処理を行うことで、建物の美観と耐久性を長持ちさせることができます。
専門業者に依頼すべきタイミングとは?
外壁のセルフチェックを行うことで、ある程度の状態を把握することはできますが、全てを確認できるわけではありません。特に、自分で判断するのが難しいケースや、より詳細な診断が必要な場合には、専門業者に依頼することを検討すべきです。
ここでは、専門業者に依頼すべきタイミングやそのメリットについて詳しく解説します。
セルフチェックで異常を発見した場合
セルフチェックを行った結果、以下のような異常が見つかった場合には、専門業者に依頼することをお勧めします。
①チョーキング現象が確認された場合
チョーキング現象が外壁で確認された場合は、塗膜が劣化している可能性が高いです。この状態を放置すると、防水性能がさらに低下し、外壁材そのものが劣化してしまいます。
②ひび割れが複数箇所で見られる場合
特に、構造クラック(0.3mm以上のひび割れ)が見られる場合は、雨水の浸透や構造自体の劣化リスクが高まります。ひび割れが多数存在する場合や、深さがある場合は、専門的な修繕が必要です。
③コーキングの劣化やサイディングボードの浮き・釘の緩みが確認された場合
サイディング外壁においては、コーキングの劣化やサイディングボードの浮きなどが見られる場合も要注意です。これらの問題は、放置すると外壁内部への水の侵入を許し、さらに大きな損傷を引き起こす可能性があります。
専門業者の診断のメリット
専門業者による診断には、いくつかのメリットがあります。
①詳細な診断が可能
専門業者は外壁の劣化状態を詳細に調査し、目に見えない部分の問題や、外壁内部の状態を把握することができます。これにより、早期に潜在的な問題を発見し、適切な対策を講じることが可能です。
②適切なメンテナンス方法の提案
業者は診断結果を基に、最適なメンテナンス方法や塗り替え時期を提案してくれます。経験と知識に基づいたアドバイスを受けることで、無駄な費用をかけることなく、建物の美観と耐久性を保つことができます。
③プロによる施工の品質保証
専門業者に依頼することで、施工の品質が保証されます。特に大規模な塗装工事の場合、自分で行うのは非常に難しく、プロの技術と道具を使用することで、高品質な仕上がりが期待できます。
診断依頼の際の注意点
診断を依頼する際には、いくつかのポイントに注意することが重要です。
①複数の業者に見積もりを依頼する
診断や見積もりを複数の業者に依頼することで、価格やサービス内容を比較検討することができます。これは、適正価格で高品質なサービスを受けるための基本的なステップです。
②信頼できる業者を選ぶ
診断を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。過去の実績や顧客の評価を確認し、安心して依頼できる業者を選ぶようにしましょう。
③無料診断サービスを利用する
多くの業者が無料で診断を行っているので、まずはそういったサービスを利用するのも一つの手です。無料診断であれば、費用の心配をせずに外壁の状態を確認することができます。
まとめ~横浜市の外壁塗装・屋根塗装のことなら
外壁塗装の塗り替え時期とセルフチェックのポイントについてお伝えしました。これらのポイントを確認し、どれか一つでも該当する場合は、専門の業者に診断を依頼することをおすすめします。
新築後10年ほどが塗り替えの目安とされていますが、外壁の状態や使用されている素材、建物の立地条件などによって、適切な時期は異なる場合があります。そのため、定期的なセルフチェックや専門業者の診断を活用して、最適な塗り替え時期を見極めることが必要です。
セルフチェックでは、チョーキング現象やひび割れ、コーキングの劣化などを確認することで、外壁の劣化の早期発見が可能です。また、専門業者による診断は、外壁内部の状態や見えない部分の劣化を正確に把握し、最適なメンテナンス方法を提案してくれるため、塗装の品質を保つためにも有効です。
この記事で紹介したポイントを参考に、ご自宅の外壁の状態を定期的に確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら、最適なタイミングでの塗り替えを行いましょう。
横浜市の外壁塗装・屋根塗装のことなら、地元に密着し、実績豊富な池田塗装にご相談ください!お客様の屋根の状態やご要望に応じて最適なメンテナンス方法を提案させていただいております。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
「まだやるか決めていないんだけれど…」
など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
- 【川崎本店】TEL:0120-711-056
- 【川崎南店】TEL:0120-711-056
- 【横浜青葉店】TEL:0120-824-852
川崎本店:〒216-0042 神奈川県川崎市宮前区南野川2-35-2
アクセスはコチラ
川崎南店:〒210-0804 神奈川県川崎市川崎区藤崎4-18-22
アクセスはコチラ
横浜青葉店:〒225-0024 横浜市青葉区市ケ尾町1603-2
アクセスはコチラ
【公式】YouTubeはコチラ
【公式】Instagramはコチラ
この記事の著者について
-
2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)