本日は「点検商法の手口と注意点」について詳しくお話しします。
最近、「点検商法」という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。この手口は一見親切そうな態度で接近し、無料点検を装って不必要な工事を高額で提案してくる、いわば悪質な商法の一つです。弊社のお客様の中にも、こうした業者に不安を感じ、相談されるケースが増えています。
大切なお家を守るためには、点検商法の手口を理解し、被害を未然に防ぐための知識を持つことが重要です。本記事では、典型的な手口や注意すべきポイント、そして被害を防ぐための具体的な対策について分かりやすく解説していきます。
安心してお家のメンテナンスを進められるよう、ぜひ最後までご覧ください!
目次
点検商法とは?外壁塗装の訪問販売による手口と注意点について
点検商法とは、昔からよく見られる訪問販売の一種で、無料点検を口実に家を訪問し、実際には必要のない工事を高額で提案してくる悪質な商法を指します。一見すると親切なサービスのように見えますが、その裏では不安を煽り、冷静な判断を奪う手法が用いられています。
例えば、「屋根がひどく傷んでいる」「今すぐ修理をしないと雨漏りの原因になる」といった説明をし、急いで契約を促してきます。このような状況では、経験のない方ほど業者の話を信じてしまいがちです。
最近では、弊社にも「突然業者が訪問してきた」「写真を見せられたが、自分の家ではないように感じた」といった相談が増えています。実際に点検を行ってみると、ほとんどのケースで大きな問題は見られないことが多いのが現状です。
点検商法の特徴
- 訪問する際に「近所で工事中なので無料点検します」と説明。
- 偽の写真や誇張された状態説明で不安を煽る。
- 緊急性を主張して契約を急がせる。
このような手口は、初めての対応で慌ててしまいがちですが、知識を持つことで冷静に対処できるようになります。次に、具体的な手口について詳しく説明していきます。
点検商法の典型的な手口
点検商法には、特有のパターンや手法があります。これらは一見すると普通の営業活動のようにも見えますが、実際には巧妙に計算された悪質なやり方であることが多いのです。
こうした手口を知っておくことで、被害を未然に防ぎ、不要な出費やトラブルを避けることが可能です。ここでは、点検商法の典型的な手口を4つに分類し、それぞれの特徴と具体的な対策について詳しく解説していきます。
突然の訪問
点検商法の第一歩は、突然の訪問から始まります。業者は「ご近所で工事をしている業者です。ついでに無料点検をさせていただきます。」「外から見て少し気になる部分があったのでお知らせしに来ました。」などと説明し、親切心から来ているように見せかけます。
この言葉を聞くと、多くの方が「ついでならお願いしようかな」と感じてしまうでしょう。特に、業者が制服を着ていることや、工具や車両に会社名が記載されている場合、その信頼性が高く感じられるものです。
しかし、この訪問には巧妙な意図が隠されています。業者は事前に、住宅地やターゲットの家の外観を観察し、どこにアプローチすれば話を聞いてもらえるかを見極めています。例えば、外壁が少し汚れている家や屋根の一部が劣化して見える家が狙われることが多いのです。
不安を煽る説明
突然の訪問で点検が始まると、次のステップは「不安を煽る説明」です。業者は点検を終えた後、以下のような言葉を使いながら、緊急性や深刻さを強調します。
「屋根の一部がかなり傷んでいます。このままだと雨漏りが始まりますよ。」
「外壁にひび割れがありますね。放置すると家全体に影響が出ます。」
「状態がここまで悪化している家は、早めに修理しないと修繕費が倍以上になります。」
こうした説明は、素人目には判断しづらい「屋根の状態」や「見えにくい部分の劣化」を話題にすることで、不安を感じやすい心理を突いてきます。特に「家の資産価値が下がる」「家族の安全が危険にさらされる」といった言葉を使われると、さらに焦りを感じてしまい、冷静な判断が難しくなることが多いです。
信頼できない写真の提示
点検商法では、訪問業者が「点検結果」として写真を提示することがよくあります。一見すると専門的な作業を経た証拠のように見えるこれらの写真ですが、実際には信頼性に疑問がある場合も少なくありません。
提示された写真が、実際には別の家の屋根や外壁を写したものだったというケースが多々あります。これにより、「自分の家がこんなに劣化しているのか」と思い込まされるのです。
また、状態を悪く見せるために写真を加工し、劣化が進んでいるように見せる手法もあります。例えば、色を暗く加工してカビや汚れを強調するなどの手口です。さらに点検中に屋根や外壁の一部を故意に壊し、その写真を提示して「ここがひどく劣化しています」と説明することがあります。この場合、被害者は実際に壊された部分を見せられるため、業者の言葉を信じやすくなります。
契約を急かす
点検商法では、業者が「緊急性」を強調することで、冷静な判断を妨げ、即決を迫るのが一般的な手口です。これは、顧客が家族や知人に相談したり、他の業者に見積もりを依頼したりする時間を与えないための戦略です。具体的には、つぎのような言葉が用いられます。
「今日中に契約していただければ、特別価格で工事を提供します。」
「状態がさらに悪化する前に、すぐに修理を始める必要があります。」
「このままでは家の構造に深刻なダメージが出る可能性があります。」
これらの言葉を聞くと、多くの方が「早く対処しないと大変なことになるのでは」と感じてしまいます。特に、「特別価格」や「限定オファー」という表現は、「今契約しなければ損をする」と思わせる心理効果があります。
被害を防ぐための注意点
点検商法の被害を防ぐためには、訪問業者の手口を理解し、冷静に対応することが重要です。特に、突然訪問してくる業者や、不安を煽る説明をする業者に対しては、事前に正しい知識を持っておくことで、被害を未然に防ぐことができます。
ここでは、具体的な注意点をいくつか紹介します。
突然の訪問は慎重に対応する
知らない業者からの訪問は、即答せずに「後日考える」と伝えましょう。
業者が突然訪問してきて、「近所で工事をしているついでに点検します」などと言われると、「無料だし見てもらおうかな」と思ってしまいがちです。ですが、これは点検商法の典型的な始まり方です。
「知らない業者が来たらまずは断る」ことが大切です。家族に相談してから決めたい場合には、「一度家族と話してから改めて連絡します」と伝えれば、業者をその場で帰らせることができます。それでも断りにくい場合は、「以前からお願いしている業者がいるので、今回は必要ありません」と伝えると良いでしょう。
信頼できる業者に相談する
訪問してきた業者に不安を感じた場合や工事が必要か悩む場合は、知り合いの業者や、地元で長く営業している業者に相談してください。「自宅を建ててもらった工務店」や「以前リフォームをお願いした業者」などがあれば、そこに相談するのが一番安心です。
また、相談したい業者がいない場合でも、地元の評判が良い業者を選びましょう。会社名や連絡先がはっきりしていて、公式サイトなどで実績を確認できる業者は信頼できます。
写真や説明を鵜呑みにしない
業者が提示する「点検の結果」としての写真や説明には注意が必要です。「この写真はお宅の屋根です」と言われても、必ずしも自宅のものとは限りません。実際に、「提示された写真が全然違う家のものだった」という事例もあります。
訪問業者に写真を見せられた際は、「この場所を一緒に見せてください」「私のスマートフォンで撮影してください」などと実際に確認することが重要です。高所の屋根や外壁であれば、知り合いの業者や別の信頼できる業者にセカンドオピニオンを依頼し、不安を解消しましょう。
工事の必要性を検討する時間を持つ
業者が「今すぐ契約すればお得です」と言ってきても、すぐに決断しないことが大切です。「このままでは雨漏りします」「すぐ修理をしないと大変なことになります」と不安を煽られても、一度冷静に考え、契約を急がないようにしてください。
工事が本当に必要だと感じた場合でも、複数の業者に見積もりを依頼し、内容や価格を比較することをおすすめします。その上で、じっくり検討してから判断するようにしましょう。
点検商法に対する対策
点検商法の被害を防ぐには、業者の手口を理解し、冷静に対応することが重要です。最近では、「無料点検」という言葉に惹かれたお客様が、実際に訪問業者の言う通りにしてしまい、高額な請求を受けるケースも見られます。ここでは、点検商法に対する具体的な対策をお伝えします。
まず、知らない業者が突然訪問してきた場合、「とりあえずお断りする」という姿勢が大切です。「無料だから」と安易に依頼するのではなく、まずは冷静に状況を判断してください。「知らない業者に家を診せない」というのが、第一歩です。
また、もし訪問業者から「点検が必要」と言われた場合でも、すぐに契約を結ぶのではなく、一度「知り合いの業者に相談してみます」と伝えるのがおすすめです。例えば、地元で信頼されている業者や、以前工事をお願いしたことのある業者に状況を確認してもらうのが安心です。さらに、「ちゃんと看板を掲げている地元の業者」なら、後々の対応もしっかりしていることが多いです。
訪問業者が「このままだと危険です」「早急に対応しないと大変なことになります」といった不安を煽る場合には、焦って決めないようにしましょう。「少し考えさせてください」と伝え、その場では決断せず、家族や他の業者と相談する時間を確保することが重要です。
弊社でも、点検をご希望のお客様には、まず無料で状況を確認し、不必要な工事を勧めることはありません。地元密着型の業者として、長期的なアフターサービスを提供しており、お客様の安心を最優先に考えています。
さらに、「消費者センター」などの公的機関を活用するのも有効です。点検商法について不安や疑問がある場合、全国共通の消費者ホットライン「188(いやや)」に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。
最後に、知らない業者に家を任せるのではなく、信頼できる業者を選び、しっかりと確認を取ることが被害を防ぐ鍵です。不安を感じたら、ぜひ一度、弊社にご相談ください。安心して大切なお家のメンテナンスを進められるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。
まとめ~横浜市の外壁塗装・屋根塗装のことなら
本記事では、「点検商法の手口と注意点」について詳しくお伝えしました。突然訪問してくる業者や、不安を煽る説明に流されないことが、点検商法の被害を防ぐ第一歩です。また、写真や説明をそのまま信じるのではなく、冷静に判断し、信頼できる業者に相談することが大切です。
点検商法を回避するためには、「とりあえずお断りする」「知り合いの業者に相談する」「契約を急がない」という基本的な対策を心がけましょう。特に、冷静に考える時間を確保することで、不要な工事を回避できます。
もし不安を感じることがあれば、地元で信頼されている業者への依頼を検討してください。私たちも無料点検を行っていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら、地元に密着し、実績豊富な池田塗装にご相談ください!専門的な診断とお客様のニーズに基づいた塗料選びをご提案しています。「どちらを選ぶべきかわからない」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。私たちは、最適な塗料で高品質な仕上がりをお届けし、お客様の大切な住まいを守るお手伝いをいたします。
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など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)