外壁の張り替えを検討しているものの、費用がどれくらいかかるのか心配ではありませんか?外壁は家を守る大切な部分ですが、その張り替え費用は決して安くありません。そんな中、「少しでも費用を抑えられる方法があれば知りたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、外壁張り替えにかかる一般的な費用相場や、費用を節約するための具体的な方法を詳しく解説します。初めてのリフォームで失敗しないためのポイントもご紹介します。
目次
外壁の張り替え費用の相場は?
外壁張り替えを検討する際に、まず気になるのはやはり「どれくらいの費用がかかるのか」という点です。費用の相場を知らないままリフォームを進めると、想定外の出費に驚いたり、業者との交渉で不利な立場になったりする可能性があります。
ここでは、外壁張り替えの一般的な費用相場や、費用に影響を与えるさまざまな要因について詳しく解説します。
一般的な外壁張り替えの費用相場
外壁張り替えの費用は、使用する外壁材の種類や家の広さによって異なります。以下に一般的な外壁材の種類と、それぞれの費用相場をまとめました。
①サイディング材の場合
サイディング材は、外壁リフォームで最も多く選ばれる素材のひとつです。主に窯業系サイディングと金属系サイディングに分かれ、それぞれに特徴があります。
- 窯業系サイディング:1平方メートルあたり約3,000円~7,000円
- 金属系サイディング:1平方メートルあたり約4,000円~9,000円
②モルタル壁の場合
モルタル壁は塗装を繰り返しながら使われるため、張り替え時には費用がやや高額になる傾向があります。
- モルタル壁:1平方メートルあたり約5,000円~10,000円
③その他の外壁材
タイルや木材などの外壁材は高級感がある一方、費用が高くなります。
- タイル:1平方メートルあたり約10,000円~30,000円
- 木材:1平方メートルあたり約8,000円~15,000円
また、施工費用も重要な要素です。一般的に施工費用は材料費と同程度の金額になることが多く、全体の工事費用は総額で100万円〜300万円程度が目安です。
これらの相場を踏まえて、家の広さや必要な外壁材を事前に確認しておくことで、費用のイメージを明確にすることができます。
費用に影響を与える要因とは?
外壁張り替えの費用は、一律ではありません。家の構造や施工条件によって大きく変わるため、予算を立てる際には影響を与える要因を把握しておくことが重要です。ここでは、主な要因について解説します。
①外壁材の種類
外壁材の選択は、費用に直結する最大の要因です。たとえば、サイディング材は比較的安価で、モルタルやタイルは高額になる傾向があります。また、耐久性やメンテナンスの頻度も異なるため、長期的なコストを考慮して選ぶ必要があります。
②家の広さと形状
外壁張り替えの費用は、施工面積に応じて増減します。さらに、複雑な形状の家や、屋根が多角的な構造の場合は作業が難しくなるため、追加の手間賃がかかることがあります。
③業者や地域による価格差
同じ作業内容でも、業者によって見積もり金額が異なることがあります。また、都市部と地方では人件費や輸送コストに違いがあるため、地域差が生じる場合もあります。
④工事のタイミングや天候
施工時期も費用に影響します。特に繁忙期(春や秋)は費用が高めになる傾向があります。一方、梅雨や冬季などは工事が難航する可能性があり、工期が延びることでコストが増える場合があります。
⑤現状の外壁の状態
既存の外壁が著しく劣化している場合や、下地補修が必要な場合は、追加の費用が発生することがあります。また、アスベスト含有の古い素材が使用されている場合は、安全な撤去作業に別途費用がかかります。
⑥外壁の状態が比較的良好の場合
張り替え以外の方法が選択肢に入ることもあります。たとえば、外壁の表面だけを塗り直す「外壁塗装」や、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねる「カバー工法」は、費用を大幅に抑えることが可能です。これらの方法は、工事期間も短縮できるため、コスト削減だけでなく負担を軽減するメリットもあります。
外壁塗装・カバー工法・張り替えの費用比較
外壁リフォームには、外壁塗装、カバー工法、そして張り替えの3つの選択肢があります。それぞれに特徴や費用の違いがあり、状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの費用相場とメリット・デメリットについて詳しく解説します。
①外壁塗装
費用相場(30坪):約70~120万円(シリコン塗料の場合)
外壁塗装は、劣化した外壁の見た目を改善する最も手軽な方法です。特にシリコン塗料はコストパフォーマンスが良く、耐久性も十分にあるため、一般家庭で広く利用されています。ただし、外壁そのものが傷んでいる場合には適用できないことがあります。
- メリット:費用が安い、耐候性があり長持ちする(シリコン塗料の場合)
- デメリット:劣化が進んだ外壁には適用不可、定期的な塗り直しが必要
②カバー工法
費用相場(30坪):約130〜220万円
カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねる方法です。外壁の解体作業が不要なため、施工が比較的早く、解体費用も抑えられます。ただし、既存の外壁が劣化しすぎている場合には適用できません。
- メリット:解体費用を抑えられる、断熱性が向上する
- デメリット:外壁が重くなる、適用できるケースが限られる
③外壁張り替え
費用相場(30坪):約140万~280万円
外壁張り替えは、古い外壁を完全に撤去して新しい外壁に交換する方法です。外壁の劣化が激しい場合でも対応可能で、長期間の耐久性を期待できます。一方で、最も費用が高くなる傾向があります。
- メリット:劣化が進んでいても対応可能、耐久性が高い
- デメリット:費用が高い、施工期間が長くなる
外壁張り替え費用を節約するポイント
外壁の張り替えは、住まいの美観や耐久性を向上させるために欠かせない工事ですが、費用がかかることがネックになりがちです。しかし、いくつかの工夫を取り入れることで、コストを大幅に削減することが可能です。
まずは外壁の点検を
外壁のリフォームを計画する際には、まずプロの業者に外壁の状態を点検してもらうことが重要です。外壁の状態に応じて、張り替えだけでなく、外壁塗装やカバー工法などの他の選択肢が適切な場合もあります。点検を通じて、最適なメンテナンス方法を見極めましょう。
外壁の劣化は、表面的にはわかりにくい場合があります。特に、内部の下地部分が傷んでいると、張り替えが必要になる場合もあります。一方、表面だけの劣化であれば、塗装やカバー工法で対応できる可能性があります。プロの業者による点検を受けることで、適切な判断が可能になります。
業者の点検では、以下のような項目が確認されます:
- 外壁材のひび割れや剥がれ
- 雨漏りや下地部分の腐食
- カビやコケなどの汚れや劣化
- 断熱材の損傷や性能低下
これらの確認を通じて、劣化の進行具合や補修の必要性を判断します。
点検後には、外壁塗装やカバー工法など、張り替え以外の選択肢についても業者に相談しましょう。例えば、比較的劣化が軽度な場合には、塗装によるメンテナンスで十分なケースがあります。また、点検結果に基づいて、必要な補修や追加工事の見積もりを依頼することもできます。
適切な業者選びで無駄を防ぐ
外壁張り替えの費用を節約するうえで、信頼できる業者を選ぶことは非常に重要です。不適切な業者を選んでしまうと、不要な追加費用が発生したり、仕上がりに満足できなかったりする可能性があります。以下に、業者選びの際に注意すべきポイントを解説します。
①複数の業者から見積もりを取得する
外壁張り替えの費用は、業者によって大きく異なることがあります。少なくとも3社以上から見積もりを取り、価格や工事内容を比較検討することが節約の第一歩です。見積もり内容には、工事費用の内訳や使用する外壁材、保証期間などが詳細に記載されているか確認しましょう。
②地元の評判が良い業者を選ぶ
地元で長年営業している業者は、地域に根付いた信頼を得ている場合が多く、適正価格での施工が期待できます。口コミサイトやSNS、知人の紹介を活用して、評判の良い業者を選ぶと安心です。
③説明が丁寧で分かりやすい業者を選ぶ
契約前にしっかりと説明を行い、質問に対して分かりやすく回答してくれる業者は信頼できる傾向があります。一方で、曖昧な回答をしたり、契約を急がせたりする業者には注意が必要です。
④安さだけを基準にしない
費用を節約したいあまりに、価格だけで業者を選ぶのは危険です。極端に安い見積もりを出す業者は、工事の品質が低い場合があります。工事後のトラブルを避けるためにも、適正な価格で、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
⑤アフターサービスや保証内容を確認する
外壁張り替えは長期的に効果が続く工事です。そのため、アフターサービスや保証内容がしっかりしている業者を選びましょう。例えば、施工後に不具合が発生した場合の対応や、無料での補修サービスの有無などを事前に確認しておくと安心です。
知っておきたい外壁張り替えの節約術
外壁の張り替えは、住宅リフォームの中でも費用がかかりやすい工事です。しかし、工夫次第で負担を抑える方法はいくつもあります。たとえば、補助金や助成金を活用する方法や、施工のタイミングを工夫することで、予想以上にコストを削減できることがあります。
ここでは、外壁張り替え費用を節約するための具体的な方法をご紹介します。
補助金や助成金を活用する方法
外壁張り替えの費用を節約するために、補助金や助成金の活用を検討することは非常に有効です。これらの制度は、住宅の省エネルギー化や耐震性の向上を目的としたリフォームに対して提供されており、条件を満たせば大幅な費用軽減が可能です。
補助金や助成金は、国や地方自治体が提供している場合が多く、目的や内容が異なります。例えば、以下のような制度があります。
- 長期優良住宅化リフォーム補助金:省エネ性能や耐久性を高めるリフォームに適用される補助金。
- 省エネ住宅ポイント制度:断熱材の利用や高性能サッシの導入など、省エネ化に特化したリフォームに適用。
- 地方自治体の独自助成金:耐震補強やエコリフォーム、移住促進などに対する補助金(地域によって内容が異なる)。
補助金や助成金を受けるには、対象となる工事内容や設備を採用する必要があります。たとえば、断熱性を向上させる外壁材を使用したり、省エネ基準を満たす施工を行ったりすることが条件になることがあります。事前に業者と相談し、条件に合ったリフォーム計画を立てることが重要です。
補助金や助成金の多くは地域限定のため、まず地元の自治体に問い合わせることをおすすめします。公式ウェブサイトや窓口で最新の情報を確認し、自分が住んでいるエリアで利用できる制度を把握しましょう。
施工時期の工夫で費用を抑える
外壁張り替えの費用を節約する方法のひとつとして、施工時期を工夫することが挙げられます。業者の繁忙期や天候の影響を考慮することで、コストを削減できる場合があります。
リフォーム業界では、春や秋が最も忙しい時期とされています。特に4月から5月、10月から11月は、天候が安定しており外壁工事に適しているため、多くの依頼が集中します。この時期は価格が高めに設定されることが多いため、工事費用を抑えるには閑散期(梅雨や冬季)を狙うのがおすすめです。
また外壁工事は、天候に大きく左右される作業です。雨や雪が多い時期に施工を行うと、工期が延びて余計な費用がかかる場合があります。そのため、梅雨や大雪の予想される時期を避け、比較的安定した季節に計画を立てることが重要です。
さらに施工時期を自由に選べるようにするには、リフォームを計画的に進めることが必要です。点検や見積もりを早めに依頼し、希望する時期に施工できるよう準備を整えましょう。早期の予約特典や割引が適用される業者もあるため、余裕をもって行動することが節約につながります。
トラブルを避けるための注意点
外壁張り替えのリフォームでは、施工後のトラブルを防ぐために事前の準備や確認が欠かせません。
①見積もり内容を細かく確認する
見積もり書には、工事内容や使用する外壁材、費用の内訳が明確に記載されているかを確認しましょう。特に、追加費用が発生する可能性や、その条件についても事前に確認しておくことが重要です。不明点があれば業者に質問し、納得のいく説明を受けた上で契約を結びましょう。
②契約書を慎重にチェックする
契約書には、工事内容や期間、保証内容が明記されています。不備がないかを慎重に確認し、口頭での説明だけに頼らないことが大切です。また、解約条件や保証範囲についても把握しておくことで、万が一の場合に備えられます。
③業者選びは慎重に行う
信頼できる業者を選ぶことは、トラブルを防ぐための基本です。業者の口コミや実績を確認し、必要に応じて複数の業者から見積もりを取ることで、安心して依頼できる業者を見極めましょう。また、極端に安い見積もりを出す業者には注意が必要です。
④工事中も定期的に状況を確認する
工事が進行している間も、施工状況を確認することを心がけましょう。万が一、不明点や疑問があれば、その場で業者に相談し、早めに解決することがトラブルの拡大を防ぎます。
⑤保証内容を確認しておく
施工後の保証がしっかりしている業者を選ぶことで、万が一の不具合にも対応できます。保証期間や対象範囲を確認し、工事後のアフターサービスが充実しているかを事前にチェックしましょう。
まとめ~川崎市の外壁メンテナンスのことなら
本記事では、外壁張り替え費用を抑えるための方法について詳しくお伝えしました。外壁リフォームは住宅の外観や性能を保つために重要な工事ですが、その費用は決して安くありません。しかし、業者選びや外壁材の選定、補助金の活用、施工時期の工夫などを取り入れることで、コストを効果的に削減することが可能です。
これらの方法を実践することで、満足度の高い外壁リフォームを実現できるはずです。まずはプロの業者に外壁の状態を点検してもらい、現状に適したリフォーム計画を立てることから始めましょう。
外壁張り替えを検討中の方は、本記事で紹介した方法を参考に、無理のない予算で理想的なリフォームを実現してください!
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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