「外壁塗装をしたいけれど、どの塗料を選べばいいのか分からない…」
「塗料の種類によって費用がどれくらい違うの?」
外壁塗装を検討する際、多くの人が「費用相場」や「塗料の選び方」で悩みます。適切な塗料を選ぶことで、コストを抑えつつ、長持ちする外壁を実現できます。しかし、塗料の種類によって価格や耐久性が大きく異なるため、選び方を間違えると「すぐに塗り直しが必要になった…」と後悔することも。
本記事では、外壁塗装に使われる主要な塗料の費用相場と特徴、選び方のポイントを詳しく解説します。
※外壁塗装の費用相場について詳しく知りたい方は『【横浜市】外壁塗装の費用相場はいくら?塗料・建物の広さ・施工内容による違いを徹底解説』をご覧ください。
目次
外壁塗装の費用相場の基礎知識
外壁塗装の費用は、一律ではなくさまざまな要素によって決まります。同じ広さの家でも「塗料の種類」「施工範囲」「業者の料金設定」によって金額が大きく変わるため、事前に費用の目安を知っておくことが大切です。
ここでは、外壁塗装の費用を決める主要な3つの要素と、坪数ごとの費用相場の目安について詳しく解説します。
外壁塗装の費用を決める3つの要素
外壁塗装の費用は、単に「家の大きさ」だけで決まるわけではありません。主に以下の3つの要素が影響します。
① 塗料の種類
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格・耐久性・特徴が異なります。たとえば、アクリル塗料は安価ですが耐久性が低く、フッ素塗料や無機塗料は高価ですが長持ちします。どの塗料を選ぶかによって、総費用が大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。
② 塗装面積・施工範囲
外壁塗装の費用は、基本的に「塗装する面積」に応じて決まります。家の大きさや形状によっても変わりますが、一般的に30坪(約100㎡)の住宅で60万〜120万円が相場です。また、外壁以外に屋根塗装や付帯部分(雨どい・破風板など)を塗装する場合、追加費用が発生します。
③ 業者の施工費
同じ塗料・同じ面積であっても、業者ごとに価格が異なることがあります。これは、人件費や会社の運営コストが違うためです。また、極端に安い業者は手抜き工事をする可能性があるため注意が必要です。適正価格で質の高い施工をする業者を選ぶことが、長持ちする外壁塗装のポイントになります。
この3つの要素を理解しておくことで、見積もりの内容をしっかり確認し、適正な価格での塗装が可能になります。次に、坪数ごとの外壁塗装の費用相場を詳しく見ていきましょう。
外壁塗装の相場はどれくらい?坪数ごとの目安
外壁塗装の費用は、家の広さによって大きく異なります。
- 20坪(約66㎡):50万〜80万円
- 30坪(約100㎡):60万〜120万円
- 40坪(約133㎡):80万〜140万円
- 50坪(約165㎡):100万〜160万円
また、使用する塗料の種類によっても費用は変わります。シリコン塗料を使う場合が一般的ですが、フッ素塗料や無機塗料を選ぶと、耐久性が高くなる一方で、総費用が20万〜50万円ほど上がることがあります。
同じ坪数の家でも、費用に差が出る理由はいくつかあります。たとえば、外壁の劣化が進んでいる場合、下地処理の費用が追加されることがあります。また、2階建て以上の住宅では足場の設置が必要になり、15万〜25万円のコストがかかることもあります。
相場よりも極端に安い見積もりを出す業者には注意が必要です。適正な価格で塗装をしてもらうためには、複数の業者から見積もりを取り、施工内容をしっかり比較することが大切です。
塗料ごとの費用相場と特徴
外壁塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格や耐久性、特徴が異なります。費用を抑えたいのか、それとも長持ちさせたいのかによって、最適な塗料の選び方も変わります。
ここでは、代表的な塗料の種類ごとに「費用相場」と「メリット・デメリット」を詳しく解説していきます。
アクリル塗料
アクリル塗料は、外壁塗装に使われる塗料の中で最も価格が安いのが特徴です。1㎡あたり1,000〜1,500円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅なら、10万〜15万円ほどが塗料代の目安になります。
発色が良く、カラーバリエーションが豊富なため、好みの色を選びやすい点もメリットです。しかし、耐久性が低いため、約5〜7年ごとに塗り替えが必要になります。そのため、現在ではあまり外壁塗装には使われず、倉庫や仮設建物など短期間で塗り替えが前提の建物に適しています。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、適度な耐久性とコストのバランスが取れた塗料です。1㎡あたり1,800〜2,500円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅での塗料代は、18万〜25万円が目安になります。
密着性が高く、木部や金属にも塗装しやすいため、外壁だけでなく雨どいやフェンスなどの塗装にもよく使われます。しかし、現在ではより耐久性の高いシリコン塗料が主流になっており、外壁塗装での使用頻度は減少しています。
シリコン塗料
シリコン塗料は、現在の外壁塗装で最も多く使われている塗料です。1㎡あたり2,500〜3,500円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅なら、25万〜35万円ほどが塗料代の目安になります。価格と耐久性のバランスが優れており、住宅の外壁に適した塗料として多くの業者が推奨しています。
耐候性や防汚性も比較的高いため、外壁を長く美しく保ちたい方におすすめです。耐久年数は10〜15年程度と、ウレタン塗料よりも長持ちします。また、価格もそこまで高額ではなく、多くの家庭で選ばれています。
フッ素塗料
フッ素塗料は、耐久性に優れた高性能な塗料です。1㎡あたり3,500〜5,000円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅なら、35万〜50万円ほどが塗料代の目安になります。ビルや橋梁、高層マンションなどの公共施設でも使われるほど耐候性が高く、外壁を長期間保護できるのが大きな特徴です。
一般的な住宅では、塗り替えの頻度を減らしたい方に適しており、耐久年数は15〜20年とシリコン塗料よりも長持ちします。ただし、価格が高めであることがデメリットとなるため、初期費用を抑えたい場合には向いていません。
ラジカル塗料
ラジカル塗料は、比較的新しい塗料で、シリコン塗料と同等以上の耐久性を持ちながら、コストを抑えられるのが特徴です。1㎡あたり2,800〜3,800円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅なら、28万〜38万円ほどが塗料代の目安になります。
紫外線などの外的要因による劣化を抑える「ラジカル制御技術」が採用されており、耐久年数は12〜16年と長めです。また、汚れが付きにくい性質があり、外壁の美しさを長期間維持しやすい点もメリットの一つです。シリコン塗料の価格帯で、より長持ちする塗料を選びたい方におすすめです。
無機塗料
無機塗料は、外壁塗装の中で最も耐久性が高い塗料の一つです。1㎡あたり4,000〜6,000円程度が一般的です。30坪(約100㎡)の住宅なら、40万〜60万円ほどが塗料代の目安になります。ガラスやセラミックなどの無機成分を含んでおり、紫外線や雨風による劣化が非常に少ないのが特徴です。
耐久年数は20〜25年と長く、一度塗装すれば長期間メンテナンスの手間を減らせます。また、カビやコケが発生しにくく、防汚性にも優れているため、美観を維持しやすいのもメリットです。ただし、塗料の価格が高いことや、施工できる業者が限られるという点に注意が必要です。
外壁塗装の塗料の選び方
外壁塗装の塗料は種類が多く、それぞれに特徴があります。そのため、「価格を優先するのか」「耐久性を重視するのか」「住んでいる地域の気候に合ったものを選ぶのか」といったポイントを考慮しながら、自分に合った塗料を選ぶことが大切です。
ここでは、塗料選びのポイントとして「コスト」「耐久性」の観点から詳しく解説していきます。
コストを重視するなら?
外壁塗装の費用を抑えつつ、できるだけ長持ちする塗料を選びたい場合、シリコン塗料が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
シリコン塗料は、耐久性が10〜15年と比較的長く、価格も他の塗料と比べて手頃です。現在、メーカーの研究開発が最も進んでいる塗料でもあり、新しい製品が次々と市場に投入されているため、性能が向上しつつコストが低く抑えられているのが特徴です。
近年では、シリコン塗料の性能向上により、従来使われていたウレタン塗料やアクリル塗料はほとんど市場で見かけなくなりました。
耐久性を重視するなら?
「できるだけ長期間、塗り替えの手間を減らしたい」「外壁を美しく保ちたい」と考える場合は、耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。
現在、耐久性を重視する場合におすすめの塗料は、ラジカル塗料・フッ素塗料・無機塗料の3種類です。それぞれ耐久年数や特徴が異なるため、ライフスタイルや予算に合わせて選びましょう。
まとめ~横浜市の外壁塗装・屋根塗装のことなら
本記事では、外壁塗装の塗料ごとの費用相場や特徴、選び方のポイントについて詳しく解説しました。
外壁塗装の費用は、塗料の種類によって大きく異なります。コストパフォーマンスを重視するならシリコン塗料、耐久性を優先するならフッ素塗料や無機塗料が適しています。また、ラジカル塗料は、シリコン塗料と同等の価格帯でありながら、より長持ちするため、近年人気が高まっています。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。そのため、適正価格で質の高い施工を行う信頼できる業者を選ぶことも大切です。複数の業者から見積もりを取り、価格や施工内容をしっかり比較したうえで、最適な塗料と業者を選びましょう。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
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