目次
「まとまったお金がないので分割払いを利用したい」
外壁塗装には数十万円から100万円以上にもなるケースがあることから、リフォームローンなどによる分割払いを活用して、工事費用を支払うケースも少なくありません。
手元資金が少ない場合はもちろんのこと、手元の資金を残したい場合においても、塗装工事に取り組むことが可能となります。
ただ、住宅ローンなどの返済途中の場合には金利がどのくらいなのか、あるいはどのような分割払いの方法を活用すれば良いのか、審査に通るのか、気になる方も多いでしょう。
そこでここでは、外壁塗装で活用できる分割払いの方法について、プロの塗装業者が徹底解説していきましょう。
外壁塗装は分割払いできる?支払いの仕組みやタイミング、分割払いをおすすめできるケース
外壁塗装には、金融機関が提供する『リフォームローン』など、さまざまな分割払いの方法が用意されていますので、自身の状況に合ったものを利用することができます。
ただ、分割払いを活用する前に、そもそも外壁塗装の支払いの仕組みやタイミングはどのようになっているのか、把握しておくことが大切です。
そのうえで、分割払いをおすすめできるケースもまとめましたので、自身が適しているのか判断してみると良いでしょう。
・外壁塗装の支払いの仕組みやタイミング
外壁塗装の支払いは、
- 現金払い、銀行振込
- クレジットカードによる支払い
- リフォームローンなどによる分割払い
などに分けることができます。
そもそも外壁塗装の支払いはどのような仕組みやタイミングになっているのかというと、
- 工事完了後に一括払い
- 一部を契約時に、残りを工事完了後に
- 契約時に一括払い
といった3つのケースがよく見られます。
この中でも、もっとも一般的なものが『工事完了後の一括払い』で、工事の完了を確認してから支払うことになりますから、もっとも安心な方法になります。
また、この支払方法を採用している塗装会社も信用できるのではないでしょうか。
ただ、塗装業者の中には、工事前に支払いを受けることによって、その費用で塗装に必要な資材を手配し、工事にかかる業者も存在します。
そのような業者の場合であれば、契約時や工事前に半分程度の支払いが必要になります。
さらに、工事着工前に工事費用のすべての支払いを求める業者も存在します。
しかし、優良な塗装業者の場合には、工事後、あるいは工事前と工事後の2回に分けるケースがほとんどで、依頼者が安心して塗装工事に取り組んでもらえるように配慮しています。
中には工事費用を持ち逃げしてしまうようなケースがありますから、特に飛び込み営業などの塗装業者においては注意が必要です。
・外壁塗装で分割払いをおすすめできるケース
- 外壁塗装に取り組みたいが手元資金が少ない
- 手元資金が少なくても塗装工事に取り組む必要がある
- 教育資金などのために手元資金を残しておきたい
- できる限りグレードの高い塗料を選びたい
外壁塗装に取り組む方の中には、分割払いを活用するケースが多くなっています。
その理由として、上記の通りにまとめることができます。
まず『手元資金が少ない』という理由があります。
ただ、手元資金が少ないとは言え、すぐにでも補修が必要であるとか、外観を綺麗にしておきたい、などといった場合には、分割払いをうまく活用することによって、すぐに塗装に取り組むことができます。
子どもの教育資金などのために、手元資金を活用できないという理由も多いでしょう。
また、今後の塗り替え頻度を下げるためにグレードの高い塗料を活用したいというケースも多くみられます。
そのような場合では一時的なコストは割高にはなるものの、コストパフォーマンスは高くなりますから、金利を支払ってでも分割払いを活用したいというご家庭は多いのです。
外壁塗装で利用できる分割払いの方法にはどんなものがある?
- 銀行の住宅ローン・リフォームローン
- 住宅金融支援機構のリフォーム融資
- 財形貯蓄の財形住宅融資
- 塗装業者が提供する信販系ローン
- 地方公共団体による融資制度
- クレジットカードによる分割(リボルビング)払い
などとなっています。
どのような分割払いの方法なのかご紹介しましょう。
・銀行の住宅ローン・リフォームローン
銀行を活用する場合には、外壁塗装に利用できるローンがさまざま存在し、各金融機関によって『住宅ローン』や『リフォームローン』など名称はさまざまです。
有担保ローンと呼ばれることもあり、担保は必要にはなりますが、金利が低く設定されているのが特徴です。
例えば、住宅ローンを活用している銀行に相談に行けば、かなり低い金利で活用できるケースもあり、中には金利が1%未満である銀行も少なくありません。
銀行には無担保で利用できるリフォームローンも存在します。
有担保ローンよりも金利は高めに設定されているものが多いですが、銀行の中には1%~2%程度の低い金利の商品も存在します。
・住宅金融支援機構のリフォーム融資
住宅金融支援機構が提供しているリフォーム融資を活用することもできます。
国がリフォーム市場の活性化を推進していることもあり、住宅金融支援機構でもさまざまな融資制度を導入しています。
外壁塗装で利用する場合には、現在、住宅金融支援機構の住宅ローンを返済中など、条件はありますが、安心して活用できるローンでしょう。
5年間固定金利となっており、最長20年まで借入期間がありますので、ゆったりと返済することが可能です。
・財形貯蓄の財形住宅融資
会社において財形貯蓄を利用しているならば、『財形住宅融資』を活用することも可能です。
『財形住宅融資』とは財形貯蓄を利用しているご家庭向けのリフォームローンで、申し込みまでに50万円以上の貯蓄残高がある方などが活用できます。
ただ、外壁塗装などリフォームで活用する場合は、床面積が50㎡以上、工事費用の総額が75万円を超える必要があります。
勤務先の会社で、財形貯蓄制度を実施しているケースも多いと思いますので、うまく活用するといいでしょう。
・塗装業者が提供する信販系ローン
また、塗装業者が提供するローンもあります。
塗装業者が独自に提供しているもので、一定の支払い回数までであれば金利0円で分割払いができるなどといったサービスが見られます。
そのため、外壁塗装に取り組まれるのであれば、まず塗装業者に相談してみると良いでしょう。
・地方公共団体による融資制度
地方公共団体には、外壁塗装を含むリフォームで活用できる融資制度が整備されているケースがあります。
例えば、神奈川県であれば、
- 厚木市『勤労者生活資金融資制度』
- 開成町『勤労者住宅資金利子補助制度』
があります。
厚木市の『勤労者生活資金融資制度』は、生活の向上を図ることを目的としているもので、住宅のリフォームや車の購入資金など、臨時的な需要に応えるために整備されています。
市内に居住している方や勤務している方が利用でき、貸付限度額は300万円、年利は1.0%以内、返済は60か月以内となっています。
開成町の『勤労者住宅資金利子補助制度』は、サラリーマンの豊かで計画的な生活設計を支えるもので、町内に住んでいる方が中央労働金庫神奈川県内店舗から住宅資金の融資を受けた場合に支払い利子の一部を補助するというものです。
すべての自治体に整備されている訳ではありませんので、お住いの自治体のホームページで確認してみてください。
・クレジットカードによる分割(リボルビング)払い
クレジットカード決済に対応している塗装業者であれば、クレジットカード会社による分割払い(リボルビング払い)が可能です。
支払いがとてもスムーズで、あとから分割払いにすることもでき、さらには独自のポイントを獲得できるなどのメリットがあります。
ただ、上記でご紹介した支払い方法と比較すると、金利が10~18%程度と高くなる傾向がありますので注意が必要です。
また、キャッシュレス決済を導入する塗装業者も増えてきました。
現金払いをする場合には、その代金をチャージして決済すれば、ポイントを獲得することができます。
ただし、決済の限度額が塗装代金を超えるような可能性もありますので、決済の上限額を確認しておくようにしましょう。
外壁塗装で分割払いを利用したい場合はどうすればいい?
外壁塗装で分割払いを活用する場合、一般的には住宅ローンや普段から給料の受け取り口座にしている金融機関などに相談するケースが多くみられます。
どのようなリフォームローンが用意されているのか調べてみてみると良いでしょう。
また、塗装業者の中には独自のローンを用意しているケースもあります。
そのため、外壁塗装の相談と共に、支払いの相談をしてみることをおすすめします。
・金融機関に相談してみる
住宅ローンの返済中の場合であれば、利用している金融機関に相談してみることが良いでしょう。
住宅ローンと外壁塗装のリフォームローンのトータルで返済計画を相談でき、しかも金利も優遇される可能性があります。
上記でもお伝えした通り、有担保ローンは金利負担がお得ですが、数十万円から100万円程度のローンであれば、無担保ローンを活用するケースも多くみられます。
給料の受け取り口座に指定しているような場合であれば、金利優遇を受けられる可能性もあります。
銀行カードローンであれば3%~15%程度の金利となりますが、リフォーム専用の無担保ローンを用意している金融機関もたくさん存在します。
中には金利が1%未満に設定されているものもありますから、相談してみると良いでしょう。
・地方公共団体による補助金を活用してみる
地方公共団体では、上記で説明した融資制度のほかにも、補助金が用意されているケースがありますので、うまく活用すると良いでしょう。
外壁塗装で活用できるだけではなく、屋根の修繕、防水工事、水回りリフォームなどに活用できます。
例えば、神奈川県では次のような補助金が用意されています。
■三浦市(住宅リフォーム助成事業)
- 戸建て住宅などの外壁塗装や屋根塗装、外壁張り替え、防水工事などに対して助成を行う。
- 20万円以上の工事に対して一律7万円を補助
■座間市(住宅リフォーム補助制度)
- 戸建て住宅などの外壁塗装や屋根塗装、外壁張り替え、防水工事などに対して助成を行う。
- 10万円以上の工事に対して一律5万円を補助
■藤沢市(店舗・事業所等リニューアル補助金事業)
- 戸建て住宅などのリニューアル工事に対して助成を行う。
- 戸建て住宅の場合、10万円以上の工事に対して一律5万円を補助
ただ、どの自治体でも用意されている訳ではなく、いつでも募集している訳ではありませんので、まずは自治体のホームページを参照してみるようにしましょう。
・塗装業者に相談してみる
信販会社と提携し、ローンによる分割払いを提供している塗装業者が多くありますので、相談してみるといいでしょう。
銀行が提供しているリフォームローンより金利は高めの傾向がありますが、銀行での登記費用などを考えると、返済総額はそれほど差がないことも少なくありません、
金融機関に出向いて手続きを行う必要はなく、審査結果も早くわかるので、早く工事を進めたいご家庭には向いていると言えます。
まとめ
外壁塗装の分割払いについて、支払いの仕組みやおすすめできるケース、具体的な分割払いの方法、利用したい場合の方法などについて詳しく解説しました。
外壁塗装は、戸建て住宅での費用が100万円程度にもなることもあることから、うまく分割払いを活用することによって、資金不足や手元資金の減少を回避することができます。
住宅ローンを利用している銀行であれば、リフォームローンを低利で利用できますし、住宅支援機構や財形貯蓄、自治体の融資・補助金などを利用することも可能です。
また、外壁塗装業者の多くは、信販系ローンと提携しており、手軽に低い金利で塗装に取り組むこともできますので、相談してみるといいでしょう。
外壁塗装の分割払いについては、地元に密着し、実績豊富な地元の塗装業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
「まだやるか決めていないんだけれど…」
など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
また、「相談したいけど対面は少し心配…。」といった方に向けて、LINEやzoomを使った外壁塗装の相談もお受けしております。
川崎市・横浜市(青葉区)を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
【本 店】TEL:0120-711-056
【青葉店】TEL:0120-824-852
本店:〒216-0042 神奈川県川崎市宮前区南野川2-35-2
アクセスはコチラ
青葉店:〒225-0024 横浜市青葉区市ケ尾町1603-2
アクセスはコチラ
【公式】YouTubeはコチラ
【公式】Instagramはコチラ
【公式】Facebookはコチラ
この記事の著者について
-
2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)