外壁塗装（30坪）の費用相場は？

「外壁塗装の相場はどれくらいなんだろう…」

「30坪くらいの外壁塗装の費用は？」

さまざまな塗装業者に見積りを取ってみたけれども、どれも費用はバラバラで相場がどれくらいなのか分からないというお悩みを持つご家庭は少なくありません。

というのも、大手のリフォーム会社と個人の塗装業者では、どうしても費用は大きく異なりますので、何社で見積りをとってもどれが相場なのか分かりづらいのです。

外壁塗装の費用は塗装に使う塗料と作業の費用だけではなく、足場を組んだり、高圧洗浄したり、下塗りをしたり、一般にはあまり知られていない作業内容も多く含まれます。

ただ逆に言えば、どのような作業が必要なのか、それらの作業の費用はどれくらいになるのか、などと分解していくことによって相場が見えてきます。

ここでは、一般に多い30坪の外壁塗装の費用相場について、詳しくお伝えしていきます。

外壁塗装（30坪）の費用相場は？塗料別・見積り例・施工単価・階数・築年数まとめ

各社の見積りを見ても相場が分かりにくい外壁塗装。

そのため、ここでは一般的な外壁塗装の費用相場を分かりやすくまとめてみました。

ご家庭で検討されている外壁塗装がどのくらいの費用になるのか、目安として取り組んでみてください。

・外壁塗装（30坪）の塗料別の費用相場

30坪の住宅を外壁塗装した場合の塗料別の費用相場についてまとめてみました。

外壁塗装は、塗料の費用に加えて、足場の組み立てや高圧洗浄などの作業一式を含めた費用が、外壁塗装全体の費用と言うことになります。

塗料ごとに費用相場が異なるのは、塗料のグレードによって単価が異なるからです。

塗料のグレードが高くなるにつれて費用相場も高くなり、並行して耐久性能も高くなります。

そのため、グレードが高い塗料は、それだけ長持ちしますので、コストパフォーマンスはむしろ良くなると言えます。

そのため、塗り直しがしにくい外壁や頻繁に塗り直ししたくないというご家庭では、無機塗料などグレードの高いものが求められています。

・外壁塗装の30坪の見積り例

外壁塗装（30坪）の見積り例として、フッ素塗料を活用した、2階建て住宅のサイディングボードの塗装費用をお伝えしました。

フッ素塗料を用いた外壁塗装の相場は上記でもお伝えした通り「80万円～95万円」となっていますから、おおむねこのような内容になるのが一般的です。

ただし、外壁が大きく劣化しているような場合などには、補修費用などが必要になることもあります。

・外壁塗装の施工単価

塗料の費用や作業にかかる費用の相場についてまとめてみました。

「施工単価（㎡）」とは1㎡あたりの金額のことであり、延べ床面積が30坪の外壁の場合、おおむね118㎡程度となります。

ちなみに、塗装は基本的に3回塗りとなっており、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の作業を行うことになります。

下塗りはシーラーをはじめとして、バインダー・ブライマーといった方法で行います。

中塗りと上塗りは同じ塗料を活用しますが、塗装業者によっては「上塗り2回」などと記載されていることもあります。

・30坪の住宅とは

一般的に30坪の住宅は、「延べ床面積」が30坪である住宅のことを指しています。

延べ床面積とは、各階の床面積の合計のことであり、建物の面積のことではないので注意が必要です。

例えば、「1階20坪、2階10坪」であっても、「1階10坪、2階10坪、3階10坪」であっても、「1階30坪」であっても、同じ30坪となります。

1坪＝3.3㎡であり、1㎡＝0.3坪になることから、30坪であれば延べ床面積は99㎡ほどであることが分かります。

外壁塗装の場合、この延べ床面積から外壁面積の概算を求めることができます。

というのも、塗装する外壁から、窓や扉など塗装しない部分を除かなければならないからです。

外壁面積の概算を求めるには、次の計算方法を用います。

『坪数　×　3.3（1坪＝3.3㎡）　×　係数（1.1〜1.7）　＝　外壁面積』

係数とは窓など塗装しない部分を求めるために使われる数字で、一般的に1.2を用いられることが多くなっています。

実際に30坪で計算してみると次のように求めることができます。

30坪　×　3.3㎡　×　1.2　＝　118.8㎡

建物の構造などによって用いられる係数が異なりますので、延べ床面積30坪の塗装面積については、

108.9～168.3㎡

となることが分かります。

・建物の階数によって費用相場は異なる

同じ30坪の住宅であるとしても、建物の階数によって塗装面積が異なることになりますので、費用も異なることになります。

例えば、1階建ての30坪よりも、3階建ての塗装面積の方が大きくなります。

一般的には1階建ての外壁面積であれば100㎡程度～、3階建てであれば140㎡程度～となっています。

そのため、3階建ての住宅にお住いのご家庭で外壁塗装を検討されているのであれば、そのような条件も念頭にして検討するようにしましょう。

・築年数によって費用相場は異なる

フッ素塗料を活用した、築年数ごとの費用相場についてまとめてみました。

一般的に外壁が劣化を見せるのが10年程度からとなっており、多くのご家庭では築20年程度から外壁塗装に取り組まれるご家庭が多くなります。

上記の表でもお分かりの通り、20年を超えてから急に費用相場が高くなることが分かります。

これは、外壁そのものが劣化することによって、補修しなければならない箇所が多くなるからです。

あくまで目安となる費用ですので、海沿いや雨風の強い地域であれば、外壁の劣化が進むスピードが早くなり、それだけ早く費用相場が高くなる傾向にあります。

そのため、築年数の古い建物で外壁塗装に取り組まれる場合には、塗装業者に相談してみるといいでしょう。

まとめ

外壁塗装（30坪）の費用相場について、塗料や塗装作業ごとにご紹介しました。

外壁塗装の費用相場は、住宅リフォームの中でも分かりにくいと考えられています。

それは、塗料や作業内容によって費用が異なり、また塗装業者によっても提示できる金額が異なるからです。

そのため、この記事でご紹介した費用相場や見積り例などをしっかりと読んで、塗装に取り組まれるといいでしょう。

塗装をする際には、地元に密着し、実績豊富な塗装業者を選んでおくことをおすすめします。

「こんな相談しても嫌がられないかな？」

「まだやるか決めていないんだけれど…」

など、ご心配不要です。

川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。

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この記事の著者について

株式会社池田塗装　代表取締役　池田聡　

2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。（各図書館に置かれています）

「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について｜青葉店はこちら)

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