「虫が本当に苦手…」
「虫を寄せ付けないようにできないの?」
外壁塗装のお客さまで、そのようにお聞きすることが少なくありません。
地域の環境によっては、外壁によく虫が寄ってくることや、窓やベランダから虫が入ってきて、不快な思いをされている方も多いのではないでしょうか。
そのため、外壁塗装において『虫除け対策』についてご相談をお請けすることも多いのです。
完全に防ぎきれるものではありませんが、外壁色には虫が好む色やそうでない色が存在し、また防虫塗料も提供されていますので、いくつかの方法を併用するといいのではないでしょうか。
この記事では、外壁の虫除け対策について、虫が付着する原因や寄ってきやすい色、虫除け対策、防虫塗料などの情報を踏まえ、プロの塗装業者が徹底解説していきましょう。
外壁塗装の虫除け対策5つのポイント
自宅の外壁周りに虫を見かけるだけで気分が悪くなる方や、どうしても苦手だという方はいらっしゃることでしょう。
そこでここでは、外壁塗装の虫除け対策として5つのポイントをご紹介しますので、ご家庭に適している方法を見つけ、試してみてはいかがでしょうか。
・防虫効果のある塗料を使用する
外壁塗装における防虫対策として、最も効果的な方法のひとつに『防虫塗料』を使うことが挙げられます。
防虫塗料とは、虫除けできる特殊な化合物が含まれているため、防虫効果だけではなく防カビ・防腐に優れており、虫除け効果を高めることができます。
防虫効果のある塗料というと、人間やペットに対して毒性があるものなのかと気になる方もいらっしゃると思いますが、健康に対しては配慮されていますので安心です。
・紫外線の反射が低い外壁色にする
虫には人間には見えない紫外線を認識する能力があるため、自然に紫外線の反射率が高い外壁に集まってくる習性があります。
これは、夜間でも紫外線を出す一般的なライトと、紫外線を出さないLEDライトを比較してみると一目瞭然です。
紫外線が反射しやすい色とそうでない色については詳しく後述いたしますが、もし反射率が高い外壁色である場合には、低い色に変更してみるのは一つの方法です。
・街灯はLEDライトを使用する
LEDライトは、一般のライトのように紫外線をほとんど出していませんので、夜間に電灯として使用していても、虫を集めにくい特徴を持っています。
もし、設置している街灯に一般のライトを活用しているのであれば、LEDライトに変更してみるのは一つの対策となります。
・外壁用の防虫スプレーを吹き付けておく
さまざまな防虫スプレーが販売されていますが、外壁や玄関の電灯などに吹き付けることで防虫効果を発揮する、防虫スプレーが販売されています。
撥水成分シリコーン配合など、雨に強い成分が配合されているため、雨が降ってすぐに流れてしまうようなことはなく、効果は3か月程度続くと言われています。
・水性塗料で塗装する
虫が外壁に集まってくる理由として、外壁塗装で活用する塗料から発するシンナーの臭いが関係しているのではないかと言われています。
塗料には油性塗料と水性塗料に分けることができ、油性塗料はシンナーなどの溶剤によって薄められており、水性塗料は水で薄められているのが特徴です。
かつては、油性塗料の活用されるシーンが多かったのですが、現在では水性塗料の研究開発が進み、耐久性も油性塗料なみに向上しましたので、うまく活用すると良いでしょう。
外壁塗装の虫除け対策として寄せ付けにくい色を知りたい
これから外壁塗装に取り組まれるご家庭であれば、虫を寄せ付けない、虫が集まりにくい色について知っておくべきです。
上記でもお伝えした通り、虫は紫外線を感知して集まってくる傾向にありますので、紫外線の反射が起こりにくい色を選んでおくと良いのです。
ここでは、虫除けを考えている方が、外壁塗装に使う色を検討する際に知っておきたい、虫が近寄ってきやすい色とそうでない色について解説します。
・虫除け効果のある色を知ろう
冒頭から何度もお伝えしている通り、虫は紫外線を感知し、寄せ付ける習性を持っているため、紫外線を反射させない塗装色であれば寄せ付けにくいということになります。
つまり、特定の色を好んで寄せ付けられる、もしくは特定の色を嫌がって寄せ付けにくいというものではなく、あくまで紫外線に集まりやすいといえるのです。
次の節で詳しくお伝えいたしますが、黒やグレー、ブラウン系の外壁色は、紫外線の反射率が低いと言われていますので、虫除けを考えているご家庭におすすめの色になります。
ただし、何度も言うように、それらの色を虫が嫌がっているということではありませんので、完全なる虫よけ効果を発揮するというものではないと理解しておくことも大切です。
そのため上記でもご説明させて頂いた虫除け対策も併用することをおすすめします。
・虫を寄せ付けにくい色~黒・グレー・ブラウン系
外壁色として数多く利用されているものの中で、黒やグレー、ブラウン系の塗料は、紫外線の反射率が低いために虫を寄せ付けにくい色であると言われています。
黒の外壁色は、都会的でスタイリッシュな外観イメージに仕上げたいという方に選ばれる色で、近年特に採用されるケースが多く見られるようになりました。
ただし黒色は太陽の熱を吸収しやすい傾向がありますので、室内に熱を取り込んでしまいエアコン効率が悪くなってしまう可能性がありますので注意が必要です。
グレーは外壁色の中でも人気があり、モダンな外観イメージを演出することができ、周辺環境との調和し、汚れが目立ちにくいという特徴を持っています。
ブラウン系の塗料は、とても落ち着いた、高級感溢れる外観イメージを作り出すことができ、他の色とも組み合わせやすい特徴があることから人気のある外壁色となっています。
すべての昆虫を寄せ付けにくい色はない
上記でご紹介した外壁色の他にも、赤やピンク系の色についても紫外線の反射が低いと言われていますが、それらの色を選んだとしても確実な虫除け効果があるというわけではありません。
例えば、スズメバチは、黒い衣類を身につけている場合に攻撃されやすいといった研究結果がありますが、そのようなことから黒色を認識していることがわかります。
また、花に群がる蝶は、黄色を認識しているといわれます。
そのようなことから、すべての虫を遠ざける色はなくことを理解したうえで、どのような色を選択すればいいのか、塗装業者のアドバイスを受けながら決定すると良いでしょう。
虫が寄ってきやすい外壁色はどの色?
外壁塗装において虫除けを意識する場合、虫を寄せ付けにくい外壁色を活用したいと考える反面で、虫が近寄りやすい色は使わないようにしようと考えるのではないでしょうか。
虫は自然の中で生きているため、自然の中にある黄色や緑、オレンジに導かれる習性を持っています。
さらには、上記でもご紹介した通り、紫外線の反射が強い色については、紫外線に導かれて近寄りやすい傾向があるのです。
そのような虫の習性を知ることによって、虫除け対策に取り組むこともできるのではないでしょうか。
・虫の視覚と色彩感覚について
虫の視覚は、私たち人間とは大きく異なっており、自然界にある特定の色だけに反応する習性を持っています。
さらに、私たちには感じることができない紫外線の存在を感じることができるため、紫外線を強く感じられる場所に集まりやすい習性もあるのです。
例えば、蝶が黄色を認識することは、花粉を集めるためにとても重要であることは理解できるでしょう。
夜間に電灯に群がる虫が多いのも、電灯から紫外線を発しているためだと言えば、 虫が近寄って来る理由もよくわかるでしょう。
ほとんどの虫は人間のようにしっかりと視覚や色覚があるわけではありませんが、このような習性を持っていることを知っておけば、外壁塗装において虫除け対策ができるのではないでしょうか。
・黄や緑、オレンジは虫を寄せ付けやすい
虫は、その視覚や色彩感覚から、黄色、緑色、オレンジといった特定の色に強く寄せ付けやすい習性を持っています。
これは、虫がこれらの色が多い自然環境に存在し、果物や花、木々などが持っている色であるからだと言えるでしょう。
そのようなことから、外壁塗装において虫除けを意識するのであれば、このような系統の色を活用することは避けた方がいいかもしれません。
・白や黄、青は紫外線を反射しやすい
虫が寄ってきやすい色として、紫外線を強く反射する白や黄、青が挙げられます。
一部の虫の中には、紫外線に強く反応するため、紫外線を強く反射しやすい外壁色を使用した場合には、他の色よりも虫を引き寄せやすくなってしまうのです。
また、虫は光に強く引き寄せられる習性も持っているため、明るい色の表面であれば、集まりやすい性質があるとも言えるのです。
・外壁の塗料の臭いに気をつける
虫は色だけでなく、外壁に使われている塗料の臭いを感知し、集まってくる習性も持っています。
例えば、ミツバチは数メートル離れた場所からでも臭いを感知できると言い、虫によっては臭いの違いを判別して、建物内に引き寄せられたり、建物から離れたりするようなこともあるようです。
外壁塗装で活用する油性塗料においては、シンナーやトルエンの持つ、独特の臭いを発することがありますが、これらに引き寄せられるというケースも考えられます。
そのため、外壁の塗料を選ぶときには、臭いにも気を配る必要があります。
外壁の虫除けなら『防虫塗料』がおすすめ
外壁塗装を検討されているご家庭で、虫除けの方法を検討しているのであれば、外壁に『防虫塗料』を活用することを検討されてはいかがでしょうか。
防虫塗料は、虫から家を守るための優れた塗料で、虫除け成分によって虫が寄りつきにくく、しかも人やペットには安全であるため、安心して虫から長く守ってくれるのが特徴です。
外壁に防虫塗料を塗る場合は、適切な施工を行うために、熟練した塗装業者に相談することをおすすめします。
・外壁を虫から守りたいなら防虫塗料の使用がおすすめ
虫の侵入を抑止・予防するためには、防虫塗料が効果的で、例えば関西ペイントからは『アレスムシヨケクリーン』と呼ばれる、虫除け成分が配合されている塗料が提供されています。
ハエや蚊などの虫を外壁から撃退するための虫除け成分(ピレスロイド系薬剤)が含まれているため、塗膜に虫が触れるようなことがあれば影響を与え、寄せ付けにくくできるのです。
多くの虫は、飛んでいる時間よりも壁に止まっている時間が多い性質があるため、この習性を利用して、塗膜に虫が不快に感じる成分を含ませているのです。
しかも毒性がとても低く、人やペットに安全であることもメリットです
ちなみにこの関西ペイント『アレスムシヨケクリーン』は、バルコニーや軒天上、玄関廻りの壁面など、虫が室内に侵入するのを防ぐ重要な箇所に用いられます。
・虫除けや防虫塗料については経験豊富な塗装業者に相談しましょう
冒頭から、虫除けに関することや防虫塗料についての紹介をしてきましたが、虫除けを強く希望しているのであれば、経験豊富な塗装業者に相談しましょう。
虫が近寄りやすい色やそうでない色、あるいは紫外線の反射が高い色、低い色、臭いの少ない塗料、防虫塗料の活用など、虫除けに繋がるようなアドバイスを受けることができます。
まとめ
外壁の虫除け対策について、虫が付着する原因や寄ってきやすい色、虫除け対策、防虫塗料などの情報を踏まえ、詳しくご紹介しました。
地域や周辺の環境によっては、虫の発生に頭を悩ませており、どうにかして虫除けに取り組みたいと考えている方は少なくありません。
虫が外壁に寄せ付けられる理由として、虫が好む色、紫外線が反射する色、臭いといったものが原因として考えられます。
自然に近い黄色や緑色、オレンジは虫が好む色であり、白色や黄色、青色は紫外線が反射しやすく、虫が集まりやすくなると言われています。
また、油性塗料の特有の臭いであるシンナーやトルエン臭は、臭いに敏感な虫を寄せ付けやすいのです。
そのような虫の習性を知っておけば虫除け対策が可能で、さらには効果的に防虫塗料を活用することによって、虫が近寄ってこないようにすることが可能です。
このような外壁塗装での虫除け対策については、塗装業者に相談してみることをおすすめします。
実績豊富な地元の塗装業者に相談し、アドバイスを受けながら外壁のメンテナンスを進めていくと良いでしょう。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
「まだやるか決めていないんだけれど…」
など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)