外壁の塗り替え時期が近づいてきて「自分で塗りなおしたい!」とDIYにチャレンジする方も少なくありません。
自分の思うように塗装することができ、費用を抑えることも可能です。
ただ、失敗してしまうと、大事な住宅の美観を損なうことになってしまう可能性がありますので注意が必要です。
そこでここでは、自分で外壁を塗りなおすDIYの方法についてご紹介していきます。
目次
外壁塗装をDIYする方法
外壁塗装を自分でやってみようと考える方の中には、塗料とハケがあればできるようなイメージを持っていらっしゃる方も、実は少なくありません。
確かにそれだけでもできないことはありませんが、耐久性や美観を考えるのであれば、正しい手順と方法が大切になります。
自分流に行ってしまうと、思うようなイメージに仕上がらないこともあります。
もちろん高い場所で作業するときには、足場を組んで行うことも必要になるでしょう。
そのため、まずどのような道具が必要なのか、どのような手順で作業すればいいのか、ご紹介していきましょう。
・まずは道具を揃えよう
- ハケ
- ローラー
- スプレーガン
外壁に塗料を塗るための道具として一般的なものがこちらです。
使用する塗料や塗装する外壁の場所によって、うまく使い分けをすることによって効率よく塗装作業を進めることができます。
ハケにはさまざまな種類があり、平ハケであれば広い面積に適していますし、筋交いハケであれば細かい場所に活用すると良いでしょう。
ローラーを活用すれば広い面を早く塗り進めることができます。
ローラーにもさまざまな種類があり、荒い壁面であれば長毛ローラー、滑らかであれば短毛ローラー、給水性に優れているスポンジローラーなどもあります。
スプレーガンは、多くの塗料をいっきに噴出させることができます。
「エアスプレー」と「エアレス」の2種類があり、エアレスの方が飛び散りが少なく、無駄が少ない特徴があります。
そのほかの道具として、
- バケツ
- タワシ・ブラシ
- 中性洗剤
- 高圧洗浄機
- サンドペーパー
- コーキング材
- 養生用テープ
このようなものも、丁寧に作業するには必要となりますから、ホームセンターなどで揃えておくようにしましょう。
高圧洗浄機はレンタルすることも可能ですから、うまく活用すると費用を抑えることができます。
もちろん、外壁に塗装するための「塗料」が必要となります。
下塗り用、上塗り用の2種類が必要となりますが、次の章で詳しくお伝えしていきます。
・正しい手順を理解しよう
- 壁の洗浄
- 養生・下地処理
- 下塗り
- 上塗り
外壁塗装は、塗料をいきなり塗っていくのではなく、下準備がとても重要です。
塗装をキレイに仕上げることができ、塗料の持っている性質を最大限活かすことができるようになるからです。
壁の洗浄については、高圧洗浄機を使用すればしっかりと汚れを落とすことができます。
広い外壁であれば汚れを落とすだけでも大変ですから、高圧洗浄機を用意しておくとかなり便利です。
洗浄で落としきれない汚れについては、サンドペーパー(紙ヤスリ)で落としていきます。
目の細かいものを使用することによって、壁についた細かい傷が塗料の付着を良くし、塗料の強度をあげることにも繋がります。
壁の洗浄が終わったら、塗装しない箇所を養生します。塗料が飛び散った際に守ることができます。
また、下地にヒビなど傷がある場合には、コーキング剤で補修しておきましょう。
ヒビをそのままにしておくと、そこから雨水が浸透してしまい、腐食して外壁を損傷させてしまう原因になるからです。
下準備が出来たら塗装を行いますが、下塗りをしたのちに上塗りをしていきます。
下塗りをしっかりと施しておくと、塗料が剥がれにくくなり、塗料の良さを引き出すことができます。
上塗りは2回塗るようにしておくと、塗料の耐久性を引き出すことが可能になります。
外壁に塗装する塗料を用意しよう
外壁塗装をDIYで行うには、もちろん塗料が必要になるのですが、
- 下塗り塗料
- 上塗り塗料
の2種類があるということに注意しましょう。
・下塗りの意味
一般の方であれば「下塗り」には馴染みがないかもしれませんが、次の4つの役割があると言われています。
- 外壁に上塗り塗料を密着させることができる
- 外壁に上塗り塗料を吸い込まれるのを防ぐ
- 上塗り塗料の持っている機能を発揮させることができる
- 仕上がりがキレイになる
外壁塗料には、外からの汚れをつきにくくして、外観をキレイに保つ役割があります。
また、雨水の侵入や紫外線や熱を防ぐなど、快適な暮らしに欠かせないものなのです。
そのような塗料の持っている役割を最大限発揮させるために重要なものが「下塗り塗料」なのです。
下塗りをすることによって、外壁に上塗り塗料をしっかりと密着させることができ、長い期間、外壁を守ることができるのです。
・下塗り塗料の種類
- シーラー
- プライマー
- フィラー
下塗り塗料の種類は、一般的には上記の3種類の活用されるシーンが多くなっています。用途に応じて使い分けするようにしましょう。
「シーラー」は、よく活用されている下塗り塗料で、「水性タイプ」と「溶剤(油性)タイプ」に分けることができます。
劣化の少ない外壁の場合であれば「水性タイプ」、痛みが生じていて上塗りの吸い込みが心配される場合には「溶剤(油性)」タイプが使用されます。
「プライマー」は、シーラーと同じような用途で活用されていますが、錆止め効果に優れているものもあり、金属製下地に活用されるシーンが多くなっています。
「フィラー」は、シーラーやプライマーと比べるとドロドロしており、凸凹しているような外壁を平滑にならすことや、ひび割れが生じている外壁などに活用されます。
・上塗り塗料の種類
下塗りと同様に上塗り塗料選びはとても大切です。
外壁塗装に使用される上塗り塗料にはさまざまな種類がありますが、その中でもDIYで多く活用されるタイプをご紹介しておきましょう。
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
ホームセンターなどのDIYコーナーでは、これらの種類の塗料を多く見つけることができます。
この違いについては、「耐久性」「費用」です。
塗料は耐久性によって費用が異なります。
耐久性が高く、できる限り塗り替えの頻度を少なくしたいのであれば、それだけ塗料の費用は高くなります。
「アクリル塗料」は、この種類の中ではもっとも費用が低く、耐久性能は5年前後であると考えられています。
定期的な塗り替えを考えているのであればアクリル塗料を選ぶと良いでしょう。
「ウレタン塗料」は、費用は比較的安価であり、耐久性能は6~8年程度であると言われます。
「シリコン塗料」は、コストパフォーマンスが良いためにDIYでは人気の塗料となっており、耐久性能は8~10年程度、色のバリエーションも多くなっています。
「フッ素塗料」は、耐久性能が10年以上であり、色落ちや艶落ちが少ないと言われますが、この中では費用はもっとも高くなります。
外壁塗装をDIYする注意点
- 安全第一に塗装すること
- 下準備はしっかりと
- 塗る順番を考えておこう
外壁塗装をDIYで行う場合であれば、上記3つの注意点をしっかりと理解したうえで取り組むようにしましょう。
1つ目に「安全第一」。
外壁塗装は低い場所だけではなく、高所作業が必要となることも多く、危険が伴う作業もあります。
塗装業者にお任せする場合には足場を組んで作業を行いますが、個人で行う場合にはプロが行うような足場の設置は難しいのではないでしょうか。
そのため、かなり高所の作業になる場合には、決して無理せず、プロの業者にお任せすることをおすすめいたします。
2つ目に「下準備をしっかりする」ということです。
DIYで行う場合には、どうしても塗料とハケがあればできるようなイメージがありますが、塗料の持っている特性を発揮させるためには下準備が必要となります。
壁の洗浄によってしっかりと汚れを落とすことが大切で、場合によってはサンドペーパーでそぎ落とすことも必要になります。
コーキング剤で補修しなければならない場合もあります。
このような下準備が、外壁をキレイにするためにはとても大切なことなのです。
3つ目に「塗る順番を考える」ということ。
基本的には上から均一に塗っていくことが大切になります。
外壁は塗り始めると広さを感じますから、どうしても一気に塗りたい気持ちになってきます。
しかし、何面かある場合には作業を分けて、乾燥させてから作業を進めるほうがキレイに仕上げることができます。
まとめ
外壁塗装のDIYについての情報をご紹介しました。
特にDIYが得意な方や興味のある方をはじめ、費用を抑えたいのであれば、自分でやってみようと考えるのではないでしょうか。
そのためには、この記事でご紹介した道具や塗料を揃えて、正しい手順で行うようにしましょう。
また、高所作業などどうしても難しい作業が生じる場合には、迷わずに塗装業者にご相談ください。
塗装をする際には、地元に密着し、実績豊富な塗装業者を選んでおくことをおすすめします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
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など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)