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外壁塗装を検討する際、多くの家庭で重要視されるのが「艶(ツヤ)」の選択です。
艶ありの塗料は、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさなど、その特性によって家の外観を大きく左右します。
そこでこの記事では、外壁塗装で人気の艶について、その魅力と選び方を、川崎市の塗装業者がプロの視点から徹底解説します。
特に、3分艶と5分艶は外壁塗装でよく選ばれますが、それぞれの特性を理解することが、理想的な外壁の仕上がりを実現する鍵となります。
艶あり塗料の特徴、艶の種類と持続性、そして艶あり塗料を選ぶ際のメリットとデメリットを詳しくご紹介し、3分艶と5分艶の具体的な違いについても深掘りしていきますので、外壁塗装を検討しているご家庭であれば、ぜひじっくりとお読みください。
外壁塗装で人気の艶(ツヤ)あり塗料を徹底解説!
外壁塗装における「艶(ツヤ)」の選択は、家の外観に大きな影響を与える重要な判断点となります。
艶のある外壁は、光を受ける角度によって異なる表情を見せ、家全体に豊かな印象を与えます。
しかし、艶の種類にはいくつかあり、それぞれが持つ特性や適用する環境によって最適な選択が異なります。
ここでは、外壁塗装で人気の艶の種類を深堀りし、それぞれの艶がどのような特徴を持ち、なぜ選ばれるのかについて徹底的に解説していきます。
・艶あり塗料の特徴
外壁塗装で選択できる艶のオプションには、主に艶ありと艶消しの2種類があります。
艶あり塗料は、塗装後の外壁に鮮やかな光沢を与え、視覚的にも魅力的な輝きを演出します。
この光沢は、塗料表面が光を直接反射することにより生まれ、その結果、外壁はより明るく、活き活きとした印象を与えることができます。
一方、艶消し塗料では、光の反射を穏やかにし、艶を抑えたマットな質感を実現します。これにより、より落ち着いた外観や、独特の風合いをお求めの場合に適しています。
艶あり塗料の特徴としては、その滑らかで均一な表面が挙げられます。
このツルツルとした滑らかさは、外壁に対する防水性の向上にも繋がり、雨水などの浸透を効果的に防ぎます。
また、埃や汚れが付着しにくく、清掃が容易なため、メンテナンスの手間を軽減させる効果も期待できます。
このように、艶あり塗料は見た目の美しさだけでなく、実用性においても多くのメリットを提供し、外壁塗装の選択肢として高い人気を誇っています。
・艶ありの種類
外壁塗装に適用される塗料の艶には、さまざまな種類が存在し、それぞれが異なる光沢感と仕上がりが期待できます。
具体的には、艶消し、3分艶、5分艶、7分艶、そして艶ありという5つの種類に分けられます。
これらの分類は、塗料が乾燥した後の表面の反射率を基準にしており、艶の度合いによって外壁の印象を大きく変えることができるのです。
艶とは、塗装された平面や曲面がどの程度光を反射するか、つまり光沢がどの程度存在するかを示すものです。
艶の量が多い塗料を使用すると、表面はツヤツヤと輝き、強い光沢感が得られます。これに対して、艶の少ない塗料は、光の反射を抑え、マットで落ち着いた仕上がりを実現します。
①艶消し
ほとんど光を反射しない仕上がりで、非常にマットな外観を提供します。このタイプは、光沢を抑えたい場合や、質感を重視するデザインに適しています。
②3分艶
わずかに光沢があるものの、基本的には落ち着いた仕上がりになります。控えめな光沢感が求められる場合に選ばれます。
③5分艶
中程度の光沢があり、外壁にややツヤ感を与えつつも、過度に光沢感を出さないバランスの良い仕上がりを実現します。
④7分艶
高い光沢感がありながらも、つやありに比べるとやや控えめな輝きを持ちます。豊かな光沢を求めつつ、あまり強調し過ぎたくない場合に適しています。
⑤艶あり
最も光を反射し、強い光沢感を持つ仕上がりになります。外壁を際立たせ、活き活きとした印象を与えたい場合に最適です。
これらの艶の種類を理解し選択することで、外壁塗装の仕上がりの質感や光沢をコントロールし、建物の外観を理想的に演出することが可能になります。
・外壁塗装の艶はいつまで続く?耐用年数は?
外壁塗装における艶の持続期間は、塗料の種類や環境条件によって異なりますが、艶あり塗料の場合、塗り替え後2~3年で艶が薄れ、艶消し塗料と見分けがつかないほどの色合いになることが一般的とされています。
しかし、この艶が薄れるにもかかわらず、艶あり塗料は耐用年数において艶消し塗料に比べて約1.5〜3年程度長持ちすると言われています。
これは、シリコンなどの一般的な塗料で期待される耐用年数が十数年程度であることを考えると、全体の耐用期間における1〜2割程度の延長が見込まれることを意味します。
艶あり塗料の表面は滑らかであるため、汚れが溜まりにくく、結果として塗膜の劣化を遅らせることができます。
汚れは塗膜を劣化させる重要な要因の一つであり、この汚れが溜まりにくい性質は、塗料の寿命を延ばす上で大きな利点となります。
艶消し効果は、フラットベースという素材を使用して光沢を抑えることによって実現されます。
このフラットベースは、表面に微細な凹凸を作り出し、光の乱反射を促すことで艶を抑えます。
しかし、この処理によって表面が微細に凹凸を帯びると、本来の塗料の性能が低下するとされています。
塗料は基本的に外壁や屋根などを保護するために開発されており、劣化因子である汚れが溜まりにくい滑らかな表面が、より長期間にわたる保護を実現します。
このため、艶あり塗料は、その滑らかさによって塗膜の耐久性を高め、艶消し塗料に比べて長寿命であるという利点があります。
この性質により、艶あり塗料は長期にわたる外壁の美観と保護に優れた選択肢となります。
外壁塗装で艶あり塗料を選ぶメリット・デメリット
外壁塗装における艶あり塗料は、鮮やかな輝きと滑らかな仕上がりで多くの家庭に選ばれていますが、その選択にはメリットとデメリットが伴います。
ここでは、外壁塗装で艶あり塗料を選ぶことの利点と潜在的な欠点を、バランス良く解説していきます。
・艶あり塗料を選ぶメリット
外壁塗装で艶あり塗料を選択する際のメリットは、その美観だけでなく、機能性においても多岐にわたります。以下に、艶あり塗料の主なメリットを詳しく解説します。
①汚れが付着しにくい
艶あり塗料の最大の利点の一つは、その滑らかな表面により汚れが付着しにくいことです。この特性は、外壁が長期間にわたって清潔な状態を保ちやすくなるため、定期的なメンテナンスの手間を軽減します。雨水などが直接洗い流す効果もあり、自然の力を借りて外壁を清潔に保つことができます。
②外壁に立体感と深みを与えることができる
艶あり塗料は、光の反射によって外壁に立体感と深みを与えることができます。建物全体がより豊かな表情を持ち、視覚的に魅力的な印象を与えることが可能になります。艶の程度に応じて、微妙な光の変化を楽しむことができるのも艶あり塗料の魅力です。
③塗料本来の性能を最大限に発揮できる
艶あり塗料は、フラットベースを混ぜることなく塗料本来の性能を最大限に発揮できます。これにより、塗料が持つ耐久性や耐候性などの性能を損なうことなく、外壁を保護することが可能です。塗料の質感や色味も鮮明に表現され、美しい仕上がりを実現します。
④耐久性と耐候性に優れている
艶あり塗料の滑らかな表面は、雨風や紫外線といった外部からの攻撃から建物を守る効果が高いです。このため、耐久性と耐候性に優れ、外壁塗装の寿命を延ばすことに貢献します。長期間にわたり外壁の美しさと機能性を維持することができるため、コストパフォーマンスにも優れています。
⑤外壁が新築時のようなピカピカとした見た目に戻る
艶あり塗料で塗り直すと、外壁が新築時のようなピカピカとした見た目に戻ります。この新鮮な外観は、建物全体の価値を高めるとともに、所有者の満足感を大きく向上させます。美しい外壁は、日常生活においてもポジティブな影響を与えるでしょう。
・艶あり塗料を選ぶデメリット
外壁塗装で艶あり塗料を選択することのデメリットも、その特性によっていくつか存在します。以下で、これらのポイントを詳しく説明します。
①時間の経過と共に艶が消えてしまう
艶あり塗料は時間の経過と共に艶を失いがちです。初めは鮮やかな光沢がありますが、紫外線や雨風などの外部環境の影響で、数年内にその輝きは減少し始めます。これは、艶の持続性が限られていることを意味し、塗り替えの必要性が早まる可能性があります。
②艶が強い場合、安っぽく見えてしまうことが
艶がある外壁は、光の反射によって洗練された美しさを演出しますが、一方で、その輝きが過度に強い場合、安っぽく見えてしまうという印象を与えることがあります。これは、特に自然光が強い地域や、建物の形状によっては顕著になる場合があります。
③艶がありすぎると印象が悪い
適度な艶は建物に豊かな表情を与えますが、艶が過剰になると、反射光によるまぶしさや、不自然な外観となり、周囲からの印象が悪くなることもあります。特に、日差しが強い場所では、強い光沢が近隣の迷惑になることも考えられます。
これらのデメリットを理解し、外壁塗装を選択する際には、建物の立地やデザイン、周囲の環境との調和など、多角的な視点から検討することが重要です。
外壁塗装で人気の3分艶と5分艶の徹底比較
外壁塗装を選ぶ際に、艶の度合いは家の外観に大きな影響を与えますが、特に、3分艶と5分艶は、多くの家庭で好まれる選択肢であり、それぞれが独自の美しさと機能性を提供します。
ここでは、外壁塗装で人気の3分艶と5分艶を徹底比較し、それぞれの特性、メリット、使用するシーンの違いを明らかにします。
・艶の基準について
外壁塗装において、3分艶と5分艶は、その中間的な光沢度によって特徴付けられます。
光沢度は、塗装表面へ一定角度(通常60度)から光を照射し、その反射光をどれだけ捉えるかによって数値化される指標です。
この数値は、塗装の仕上がりがどれだけ光を反射するか、すなわちどれだけ「艶」があるかを示します。
光沢度の基準は以下の通りです。
- 艶あり(全艶):光沢度が70%以上。最も光を反射し、輝きが特徴。
- 7分艶:光沢度が60%前後。高い光沢があるが、全艶に比べて若干控えめ。
- 5分艶(半艶):光沢度が35%前後。中程度の艶で、自然な仕上がり。
- 3分艶:光沢度が15%前後。控えめな艶で、落ち着いた印象。
- 艶消し(マット):光沢度5%以下。ほとんど光を反射せず、マットな仕上がり。
・3分艶と5分艶の違いは?
3分艶と5分艶は、艶あり塗料につや消し材(調整剤)を加えることで作られます。
つや消し材の添加により、塗膜の表面に微細な凹凸が生まれ、入射光が乱反射することになります。
その結果、表面がツルツルの艶あり塗料と比較して、見える光の量が減少し、艶が控えめに感じられるのです。
3分艶と5分艶は、それぞれ異なる印象と機能性を持ちますが、両者ともに塗料本来の性能、すなわち耐候性や耐久性は大きく変わるものではありません。
艶あり塗料は過度の反射によって時に安っぽく見えることや、和風やモダンな住宅の風格を損ねることがあります。
このため、和風住宅やモダン住宅では、3分艶や5分艶などの控えめな艶の方が好まれることが多いです。
まとめ~川崎市の外壁塗装・屋根塗装なら
この記事では、外壁塗装における人気の艶あり塗料について、その選択肢と影響を踏まえ詳しく解説しました。
外壁塗装において艶は、ただ美観を左右するだけでなく、塗装の耐久性やメンテナンスのしやすさにも大きく影響します。
艶あり塗料と艶消し塗料の特性を理解し、3分艶と5分艶の中間的な光沢度がもたらす独特の美しさと機能性についてもお伝えしました。
艶あり塗料は、汚れが付きにくく、外壁に立体感を与え、塗料の性能を最大限に引き出すことができます。
また、耐久性と耐候性にも優れており、塗り替えることで新築のような美しさを取り戻すことが可能です。
しかし、年数が経つにつれて艶が消え、場合によっては安っぽく見えることや、派手すぎる印象を与えることもあります。
3分艶と5分艶は、艶ありと艶消しの中間に位置し、それぞれが独特の印象を建物にもたらします。光沢度に基づくこれらの選択肢は、外壁に自然な美しさをもたらしつつ、艶の度合いによる微妙な違いを楽しむことができます。
現代の住宅デザインにおいては、3分艶や5分艶などの控えめな光沢が好まれる傾向にあり、これらは建物に洗練された印象を与えるとともに、適度なメンテナンス性を保つことができます。
川崎市の外壁塗装・屋根塗装なら、地元に密着し、実績豊富な塗装業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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