「外壁塗装では、どれくらいの音がするの?」
「音が出る作業はいつまで続くの?」
外壁塗装に取り組まれるご家庭において、工事中の騒音に関するご質問をたくさんいただきます。
ご自宅で音に悩まされてストレスになるのはもちろんのこと、ご近所に対して騒音を立ててしまうことにならないのか、心配されている方もいらっしゃいます。
今までの生活にはなかったような、作業や機械設備の音、職人同士の話し声、車両の出入りなど、気になってしまうのも当然でしょう。
もちろん、塗装業者は工事中には、最大限の配慮をしながら作業にあたりますが、まったく無音で作業を行うことはできません。
そのため、さまざまな対策を講じながら、できる限り、ストレスにならないよう、また、ご近所からクレームにならないように進めていくことが大切です。
そこでここでは、外壁塗装時の騒音について、騒音の原因や音の出るタイミング、ご家庭やご近所への対策なども踏まえ、神奈川県川崎市・横浜市の外壁塗装専門店が詳しくお伝えしていきましょう。
外壁塗装時にうるさいと感じる騒音の原因とタイミング
外壁塗装は、外壁に対して塗料を塗り重ねるだけではなく、さまざまな工程が必要になります。
外壁塗装の工程は、
①足場の設置
②高圧洗浄・養生
③下地補修
④塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
⑤足場の解体・工事完了
おおむねこのような流れになり1週間から10日程度、同時に屋根塗装や屋根の修繕が必要となると、さらに数日から1週間程度が必要となります。
この工程の中で騒音を感じやすい作業についてご紹介し、どの工程のときに、どの程度、音が出やすいのかお伝えしていきましょう。
・資材搬出入のための車両の出入り
外壁塗装工事がはじまると、まず資材搬入のための大型トラックが住宅近くに駐車し、そこから住宅まで運び込まれていくことになります。
そのため、大型トラックのエンジン音や駐車する際の音、扉の開閉音、職人が出入りする音など、さまざまな音を発することが考えられます。
足場を設置するためには鉄骨を運ばねばならず、資材の積み下ろしにおいても足場が鉄骨であるが故に、大きな音を生じさせてしまうことになるのです。
足場を設置するための大型トラックは工事初日や最終日、その他の工事期間中においては職人や塗料などの資材を運ぶためのトラックが出入りすることになります。
・足場の設置・解体
外壁塗装では職人が安全に高い品質の作業を行うために、住宅を取り囲むように足場を設置し、工事終了時には解体します。
足場は鉄パイプに足を乗せて移動するための踏み板によって構成されていますが、鉄パイプを設置や解体する際には、金属のぶつかり合う音、パーツを固定する音など金属音が生じます。
足場の設置や解体には、それぞれ半日から一日必要になり、工事初日や最終日には工事開始時間から大きな音が生じる可能性を念頭においておく必要があります。
・高圧洗浄
高圧洗浄とは、足場と養生シートを設置した段階で行われる、専用の高圧洗浄機を用いて外壁の汚れを落とすための工程となります。
高圧洗浄機は、家庭用のものではなく、水圧の高い塗装業者が活用するもので、モーターを駆動させている音と、水を噴射し外壁を流している際に音が発生します。
作業時間は、戸建て住宅の場合には半日から1日程度になっています。
塗装工事がはじまり、資材搬入から足場設置、高圧洗浄と、数日間は音が出る作業が多くなっています。
・下地処理
外壁に塗装する前には、外壁材そのものを整え、外壁にしっかりと塗料が吸着するように処理をしますが、それを『下地処理』と呼んでいます。
下地処理はさまざまな種類がありますが、その中でも『ケレン作業』と呼ばれる工程の際に、音が発生することがあります。
外壁の汚れは高圧洗浄によって落としていきますが、それでも落としきれない錆びや古い塗膜などの汚れについては、電気工具や専用の工具を用いて落としていくのです。
特に、電気工具を用いた際には、工具が発する音や外壁を整えるための音が発生します。
ただし、ケレン作業においては、必ずしも行われる工程ではありません。
・塗装作業
塗装作業において、刷毛やローラーで塗装する際には、職人が手作業で行いますので、騒音となるような音が発生することはありません。
しかし、塗装方法に『吹付け塗装』を選択される場合には、エアスプレーや万能ガンなどといった工具を活用するため、塗料が噴射される際に音を発してしまいます。
吹付け塗装とは、専用の吹付け機械を用いて、塗料を霧状にして塗装する方法で、特に意匠性を表現するような場合に活用されています。
ただし、吹付け塗装は主にモルタル外壁で活用されるものであり、現在はモルタル外壁の住宅が減少しているために、施工数は減少しています。
そのため、一般的には刷毛やローラーで塗装されることが多いのです。
・屋根工事(屋根カバー工事・葺き替え工事)
外壁塗装の際には、同時に屋根の補修工事が行われるケースも少なくありません。
特に、屋根カバー工事や葺き替え工事が行われる場合には、新しい屋根材の設置、劣化した屋根の撤去、下地処理などの作業によって、音が発生することがあります。
屋根カバー工事や葺き替え工事は、一般的に5日から1週間程度の工事になりますが、これらの修繕ではなく、屋根塗装に取り組まれるケースも多くなっています。
そのため、必ずしも行われる工事ではありません。
・職人の話し声、足音
外壁塗装の工事期間中には、塗装業者の担当者や塗装職人など工事関係者が出入りすることになるため、どうしても工事期間中は騒々しくなりがちです。
もちろん、近隣に配慮して大きな声を出すようなことはありませんが、それでも挨拶や打ち合わせ、報告、確認などのやり取りは、室内でも耳にする可能性があります。
外壁塗装時のご家庭での騒音対策
上記でお伝えした通り、外壁塗装の工程によって、どうしても音が発生してしまうことになりますので、それを把握したうえで騒音対策を講じるようにしましょう。
どのような対策方法があるのか、よくみられるものをお伝えいたします。
・塗装業者に音に対する要望を伝えておく
まずは、塗装工事が始まる前に、どの程度の騒音になるのか確認しておき、できる限り、音を抑えた作業を心がけてもらうように伝えておくといいでしょう。
もちろん、わざわざ騒音を立てるように作業を行うことはありませんが、より配慮して工事を進めてもらえます。
また、音が出る作業の際には、声をかけてもらうようなことも可能です。
・音の大きな日は外出を計画する
作業工程によって、どうしても大きな音が出るような日であれば、その日にあわせて外出するのも対策として有効です。
外壁塗装工事は、住宅の周りで作業しており、基本的には住宅内に立ち寄るようなことはありませんから、外出しても問題ではありません。
事前に外出する旨を担当者に伝えておけば問題ありませんので、音が出そうな日を担当者から教えてもらい、その時間だけでも外出するようにするといいでしょう。
・耳栓やイヤホンなどの準備
耳栓やイヤホンなども、騒音対策になります。
近年では、遮音や防音性の高い耳栓や、音楽鑑賞のためだけではなく、騒音対策ができるイヤホンも販売されています。
『ノイズキャンセリング機能』と呼ばれるもので、周囲の騒音をカットし、軽減してくれる機能が搭載されているイヤホンで、耳栓がわりに使用するケースも増えています。
ネット通販などでさまざまなものが販売されていますので、調べてみるといいでしょう。
・気になる音は担当者に相談を
それでも音が気になる場合には、塗装業者の担当者に相談するといいでしょう。
作業時には配慮しながら進めることができますし、職人同士の打ち合わせや確認などの声も、できる限り小さくできるでしょう。
塗装職人に直接、言いにくい場合には、計画時の担当者に伝えることがおすすめです。
外壁塗装時の近所への騒音対策
外壁塗装に取り組むにあたって、近所に迷惑にならないか、クレームを受けないかと、不安に感じている方はとても多くいらっしゃいます。基本的には、それぞれの家庭で音が出るような工事が必要なケースもありますから、大きなクレームとなるようなことはそれほどありません。
ただ、閑静な住宅街など静かな地域や住宅が密集している地域では、近所まで音が響いてしまうようなこともないとは言えません。
そのため、近隣との関係を悪くしないために、さまざまな対策を講じておくことが重要です。
・事前に塗装業者に相談しておく
塗装工事が始まる際に、塗装業者から近隣に対して挨拶に伺うケースは珍しくありません。
ただ、近隣といっても、その範囲や挨拶に伺うタイミング、時間などは業者の判断になりますので、希望がある場合には事前に相談しておくといいでしょう。
場合によっては、塗装業者と一緒に挨拶に伺うこともできますので、挨拶と同時に工事に対する説明もできます。
より安心してもらえ、印象も良いのではないでしょうか。
・工事前には挨拶と工事内容の説明を
塗装業者から近隣には挨拶に伺うものの、工事前にはご自身で挨拶に伺うようにし、工事内容や音が出る日などを伝えておくといいでしょう。
挨拶に伺うと印象が良くなりますし、また工事が始まっても、事前に聞いているためにそれほど気にならないことが多いからです。
ただ、事前に挨拶がなく、工事内容を聞いていないと、まったく違う印象となってしまいますので注意が必要です。
・音が出る期間の予定
近隣に挨拶に伺った際に、工事内容とともに、音が出る日や時間について、詳しくお伝えしておくといいでしょう。
上記でもお伝えした通り、工事が始まると、足場業者が大型トラックで資材を搬入することからスタートし、足場設置、高圧洗浄と音が出る工程が続きます。
しかし、このような工事となり、人の出入り、音がいつから、どれくらい続くかと聞いておけば、近隣の方も対策を講じることができます。
窓を閉めることや、ご自身で耳栓をするなどされる可能性もあり、「意外に大丈夫だった」と済むようなケースも多いのです。
・大きな音がする工事前に伝えておく
外壁塗装工事の工程で、大きな音がする工事の前には、事前に近隣に挨拶に伺い、音が出る可能性について伝えておくのも騒音対策となります。
例えば、「明日の午後から機械の音がするかもしれません」と聞いておけば、その間は窓を閉めてくれるかもしれませんし、外出してくれるかもしれません。
また何よりも、わざわざ配慮して伝えに来てくれたと、印象も良くなるでしょう。
・工事完了時の挨拶
「終わり良ければ総て良し」という言葉もある通り、工事完了後に挨拶をしておけば、さらに良好な関係を築くことができます。
例えば、何となく不快に感じていた近隣の工事も、丁寧な挨拶によって、好印象に変えることができるのです。
そのような配慮をしておけば、次に近隣で同じような工事があった場合にも、挨拶をしてもらえ、騒音対策を講じられるでしょう。
外壁塗装は自分自身だけではなく、近隣の協力もあって取り組めるものだと考えておけば、きっと良好な関係を築けるものなのです。
まとめ
外壁塗装時の騒音について、騒音の原因や音の出るタイミング、ご家庭やご近所への対策なども踏まえ、詳しくお伝えしました。
外壁塗装に取り組まれるご家庭の中には、塗装工事中の音がストレスになるのでは、と気になる方はもちろん、ご近所に対して騒音を立ててしまうことにならないのか、心配されている方もたくさんいらっしゃいます。
塗装工事の工程の中では、足場を組み立てる金属音、作業時の機械設備の音、職人同士の話し声、車両の出入りなど、普段の生活にはないような音を発することがあります。
気になってしまうのも当然のことですので、塗装業者は最大限の配慮をしながら作業に当たっています。
ただ、まったく無音で作業を行うことはできませんので、さまざまな対策を講じ、また近隣からクレームにならないように取り組むことが大切です。
外壁塗装の工事中の音が気になる方も多いと思いますので、塗装業者に相談し、どのように進めていけばいいのかアドバイスを受けるといいでしょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-711-056(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
また、「相談したいけど対面は少し心配…。」といった方に向けて、LINEやzoomを使った外壁塗装の相談もお受けしております。
川崎市・横浜市(青葉区)を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)