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外壁塗装は家の顔とも言える大切な部分であるため、色選びは、家の印象を大きく変え、住む人の気持ちにも影響を与えます。
しかし、色を変えることには、どのような影響があるのでしょうか。施工途中や完了後でも変更することは可能なのでしょうか。
「本当に好きな色に変えられるのか?」
「施工途中で気が変わっても大丈夫か?」
さらに「どのような色が自宅に合うのか?」など、考慮すべき点は多岐にわたります。
本記事では、外壁塗装で色を変える際の注意点や色選びのポイントについて、川崎市の塗装業者の視点から徹底解説します。
外壁塗装で色変えることはできる?
外壁塗装を検討している方々にとって、「外壁の色を変更できるのか」という疑問は非常に重要なポイントとなります。
色は建物の外観に大きな影響を与え、住む人の気持ちや地域の景観にも影響を及ぼすからです。
ここでは、外壁塗装で色を変えることの可能性について、専門家の目線で詳しく解説します。
・色を変えて建物の印象アップ!魅力的な外観へ
外壁塗装で、もとの外壁色から違う色に変えることは可能です。また、2色や3色などを組み合させて、こだわりのデザインにすることもできます。
ただし、外壁の色を変える場合には、注意も必要です。
まず、外壁の色を選ぶ際には、それが建物の用途や周囲の環境に合っているかを考えることが重要です。
自然豊かな地域では自然と溶け込むような色合いを、都市部では周辺の建物と調和する色が望ましいでしょう。地域の特色を活かした色選びが、全体の調和を生み出します。
また、色にはそれぞれ異なる意味があり、人の心理にも影響を与えます。たとえば、青は落ち着きや信頼感を、赤は情熱や活力を表します。
そのため、色が持つ意味を理解することも大切です。
建物の形状やデザインに合わせた色選びが、外観の魅力を引き出します。
例えば、モダンな建築にはシックな色合いが、伝統的な建物には温かみのある色が適していることがあります。
建物の特性を考慮して色を選ぶことで、その魅力を最大限に引き出すことができます。
外壁の色は、日光や季節によって見え方が変わります。
特に日中と夜間での色の見え方は異なるため、これらを考慮した色選びが必要です。実際の塗料を試してみることで、異なる光の下での色の変化を確認できます。
外壁塗装の色によっては、時間の経過とともに生じる色褪せによる変化を考慮する必要があります。色褪せや汚れの影響を受けやすい色とそうでない色があるからです。
長期間美しい外観を保つためには、色の持続性やメンテナンスの容易さも重要な選択基準です。
ただし、外壁色を変える場合、外壁材によっては適していないケースも存在し、外構などとの調和も考えておく必要があります。
・外壁塗装で色を変えたくなる理由
最適だと考えて選んだ色であるとしても、変えたくなることがあります。
一番の理由は、『建物のイメージを新しくしたい』という願望ではないでしょうか。
時間の経過とともに外壁の色が古くなったり、流行が変わったりすることで、新しい色に変えて建物に新しい雰囲気をもたらすことが望まれるのです。
また、周囲の環境や自分たちのライフスタイルが変わると、それに合わせて外壁の色も変えたくなることがあります。
例えば、よりナチュラルな環境に溶け込む色や、より洗練された都市的な色に変更することで、住む人のアイデンティティや好みを反映させることができます。
施工途中で変えたくなるようなケースでは面積効果が一つの理由として挙げられます。
面積効果とは、色が大きな面積に使われると見え方が変わる現象です。小さなサンプルで選んだ色が、実際に大きな外壁に塗られると予想とは異なる印象になることがあるのです。
このため、施工途中で「想像していた色と違う」と感じ、色を変更したいと考えることがあります。
外壁の色は、日中の自然光と夜間の人工光の下で見え方が異なります。日中は明るく鮮やかに、夜間は暗く落ち着いた印象になる色もあります。
この光の違いによって、施工途中で「思っていたのと違う」と感じることがあります。
そのため、外壁塗装の色選びにおいては、しっかりとシミュレーションを確認して、途中で気が変わらないようにすることが大切です。
・外壁塗装の施工途中に色を変えることはできる?
外壁塗装の色を施工途中に変更することは、一般的にはいくつかの制約があります。
外壁塗装においては、契約時に色を含む多くの施工内容が決定されることになります。そのため原則として、契約後に色を変更することは難しいです。
これは、塗料の調達や工程計画など、多くの要素が契約に基づいて進められるためです。
しかし、施工の初期段階など、タイミングによっては色の変更が可能なケースもあります。ただ、基本的には早期に変更要望を伝えることが重要です。
施工途中で色を変更すると、工期が延長される可能性があります。また、新たな塗料の調達や追加の工程が必要になるため、追加料金が発生することも考慮する必要があります。
重要なのは、一度塗装が完了してしまうと、施工不良が認められない限り、色を変更することはほぼ不可能になるという点です。
塗装が完成した後の変更は、全体の塗り直しに等しく、非常に高額かつ時間を要する作業になります。
外壁塗装の施工途中に色を変える注意点
外壁塗装の施工途中に色を変更することは、一見単純な作業のように思えるかもしれませんが、実際には多くの注意点が伴います。
外壁塗装は、家の外観だけでなく、機能面において重要な役割を果たしますので、色の変更は工事全体に影響を及ぼす可能性があります。
そのため施工途中での色変更は、計画された工程や予算にも影響を与えるため、慎重に検討する必要があります。
ここでは、外壁塗装の施工途中で色を変更する際に気を付けるべきポイントについて、詳しく解説します。
・工事期間が延びる可能性が
外壁塗装の施工途中で色を変更する場合、工事期間が延長する可能性が高くなります。
外壁塗装で色を変更すると、新しい色の塗料を調達する必要があります。塗料の種類によっては、即座に入手できない場合もあり、その調達に時間がかかることがあるのです。
また既に施工されている部分の塗装を再度行う必要があります。既存の塗装を剥がすことや、新しい塗料を塗り直す作業です。
この作業はかなり手間がかかり、予定されていた工程を調整する必要があります。
そのため、全体の工事スケジュールを再調整する必要が生じます。
作業員のスケジュール調整や、他の工事との兼ね合いなど、複数の要素が関わるからです。そのためスケジュールの再調整は、工事全体の遅延に直結する要因となります。
・追加費用が発生することが
外壁塗装の施工途中で色を変更する場合、追加費用が発生することもあります。
色を変更すると、新たに塗料を購入する必要が生じます。初期に選定した塗料の費用に加えて新たに発生する費用です。
特に、高品質の塗料を選ぶような場合には、追加で高い費用がかかることがあります。
また既に施工された部分の塗装を剥がし、新しい色で再塗装する作業には追加の労力と時間が必要です。このため、これらの作業に関わる追加の人件費や材料費が発生します。
工事期間の延長により、作業員の追加配置や機材の長期使用など、追加のコストが発生する可能性があります。
特に、工事の遅延が他のスケジュールに影響を与える場合、その対応に関連する費用が加算されることも考えられます。
・面積効果による色の見え方に注意
外壁塗装を行う際、色の選択は非常に重要ですが、その際に特に注意すべき点の一つが「面積効果」です。
面積効果とは、色が大きな面積に使用されると小さなサンプルで見たときとは異なる印象を与える現象です。
塗装を計画する際、通常は小さなサンプルやカタログを使用して色を選択します。
しかし、実際に大きな外壁に塗装された場合、色の印象はサンプルで見たときとは大きく異なることがあります。
これは、色が広い面積にわたって使用されると、色の深みや明度が異なって見えるためです。
特に濃い色や明るい色は、大きな面積で使用するとその効果が強調される傾向があります。
例えば、小さなサンプルで控えめに見える色も、大面積に塗るとはるかに強い印象を与える場合があります。
逆に、淡い色は広い面積で使うと、より柔らかく、あるいは退色したように見えることもあります。
外壁塗装の色は、周囲の環境との調和も考慮する必要があります。
小さなサンプルでは目立たない色でも、建物全体に使用すると周囲の景色や他の建物との対比で意外な印象を与えることがあります。
建物の立地や周囲の環境を考慮し、大面積での色の見え方を想像することが重要です。
外壁の色は、日中の自然光と夜間の人工照明によっても見え方が変わります。
また、晴れた日と曇りの日では色の印象が異なるため、これらの条件下での色の見え方を考慮することも大切です。
外壁塗装の色選びのポイント
外壁塗装を行う際、最も重要かつ難しい部分の一つが色の選択です。色は、家の外観だけでなく、住む人の気持ちにも大きな影響を及ぼします。
適切な色選びは、建物の魅力を引き出し、長期間にわたりその美しさを保つために不可欠です。
この章では、外壁塗装での色選びのポイントについて、専門家の視点から具体的なアドバイスを提供します。
・見本帳やカラーシミュレーションの活用
外壁塗装の色選びにおいて、見本帳とカラーシミュレーションは非常に役立つツールです。
見本帳は実際の塗料の色を小規模なサンプルで提供し、色のイメージを形成するのに役立ちます。
カラーシミュレーションはコンピューターを利用して、建物に仮想的に色を塗り、全体のバランスや周囲の環境との調和を視覚的に確認することが可能です。
見本帳を使用する際の最大の利点は、実際の塗料の色を比較することができる点です。これによって、色相や明度などの微妙な違いを直接視覚的に確認することができます。
また、見本帳を建物の素材や周囲の景色に合わせて確認することで、実際の環境での色の見え方を想像するのにも役立ちます。
カラーシミュレーションは、建物全体に対して色を適用し、全体のバランスや組み合わせの調和を把握することができる点に優れています。
単なる色の選択だけでなく、建物のデザインや周囲の環境にどのように溶け込むかを事前に確認できます。
しかし、これらのツールを使用する際には、いくつかの注意点もあります。
例えば、カラーシミュレーションでは画面上の色が実際の塗料の色と異なる場合があるため、最終的な色選びは実際の塗料を確認してから行うことが重要です。
また、実際の照明条件下での色の見え方は、シミュレーションや見本帳では完全には再現できないため、実際の光の条件下での確認も重要です。
・日中や夜間での見え方の違いに着目する
外壁塗装の色選びにおいて、日中と夜間での色の見え方の違いを理解することは非常に重要です。
光の条件によって色の印象が大きく変わるため、実際に塗装される環境を考慮した色選びが必要になります。
日中の自然光は、色を鮮やかに見せることが多く、特に直射日光の下では色がより明るく強調される傾向があります。一方で、夜間や曇天時の人工照明の下では、色が暗く見えることがあります。
カラーシミュレーションや見本帳を使用する際には、これらの光の条件を考慮することが重要です。
見本帳を確認する際には、可能であれば日中の自然光と人工照明の下での両方の条件で色を見ると良いでしょう。
また、カラーシミュレーションでは、プログラムが提供する異なる照明条件下での色の見え方を確認することが有効です。
最終的な色選びには、実際の建物の立地条件を考慮することが不可欠です。
建物が日中どれだけ日光にさらされるか、夜間の照明はどのように設置されているかなど、実際の環境での色の見え方を確認することが重要です。
・塗装業者のアドバイスを参考にする
外壁塗装の色選びでは、専門家である塗装業者のアドバイスを積極的に参考にすることが非常に有益です。
塗装業者は、長年の経験と知識を持ち、様々な状況や条件に適した色選びについて的確なアドバイスを提供できるからです。
塗装業者は、多くの工事を手掛けてきた経験から、具体的な状況に応じた色の提案が可能です。
例えば、地域の景観や光の条件、建物の様式などに適した色の選択や、時間の経過による色の変化に関するアドバイスを提供することができます。
塗装業者は、建物の素材と塗料の相性についても詳しい知識を持っています。
異なる素材によって塗料の見え方や持続性が変わるため、素材ごとの最適な塗料の選択や塗装方法に関するアドバイスが可能です。
また、地域の特性や他の建物とのバランスを考慮した色の提案が可能です。
塗装業者は、最新の色のトレンドや塗装技術にも精通しています。
これにより、現代的でスタイリッシュな外観を実現するための色の提案や、最新の塗料技術に関するアドバイスが可能です。
まとめ~川崎市の外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装で色を変える際の重要なポイントについて詳しく解説しました。
外壁塗装での色変更は可能であり、建物の印象を大きく変えることができます。
ただし、色選びには建物のスタイルや周囲の環境、長期的な見た目の持続性を考慮する必要があります。
施工途中での色変更は原則困難ですが、早期段階であれば可能性があります。
しかし、工期の延長や追加費用の発生、面積効果による色の見え方の変化など、いくつかの注意点が存在します。
実際の色選びにおいては、見本帳やカラーシミュレーションを使用することで、日中と夜間での見え方の違いや、建物の全体的な調和を確認することができます。
また、塗装業者のアドバイスは、うまく活用することが重要です。経験と専門知識に基づくアドバイスを参考にすることで、より適切な色選びが可能になります。
外壁塗装については、地元の川崎市に密着し、実績豊富な塗装業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)