こんにちは!池田塗装の池田です。
今日は、外壁塗装の見積もりにおける「塗料の使用缶数の明記」についてお伝えします。
外壁塗装を検討されている方の中には、「塗料って実際に何缶使うの?」「見積もりに缶数を書いてくれたら安心できるのに…」と疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。しかし、実は塗料の使用缶数は、現場によって大きく異なるため、見積もり段階で正確に明記するのは難しいのが現実です。
本記事では、なぜ缶数を明記できないのか、そして納得して塗装工事を依頼するために知っておくべきポイントを詳しく解説します。
目次
見積もりで塗料缶数が明記できない理由
「塗料が何缶必要になるの?」という疑問は、外壁塗装を検討する多くの方が気になるポイントです。確かに、塗料缶数が明記されていれば、施工内容がより透明に見え、安心感につながるように思えるかもしれません。
しかし、実際には、塗料の使用量は一律で決まるものではなく、現場の状況によって大きく変動します。そのため、見積もり段階で正確な缶数を記載することは非常に難しく、むしろ誤解やトラブルの原因となることもあります。
この章では、塗料缶数が明記できない具体的な理由について、わかりやすく解説します。
カタログの基準と現場の違い
塗料メーカーのカタログには、「1缶で塗装できる面積(平米数)」が明記されています。この数値は、一見すると非常に参考になりそうですが、実は理論上の目安に過ぎません。というのも、この面積は“理想的な条件”で計算されたものであり、実際の現場とは多くの点で異なるからです。
たとえば、カタログの基準は、滑らかで凹凸のない「平滑な壁面」を想定しています。しかし、実際の住宅には様々な下地が存在します。モルタル、リシン、スタッコ、吹き付けタイル、ジョリパットなど、下地の種類によって塗料の吸い込み具合や必要量は大きく変わります。
さらに、壁の状態にも注意が必要です。経年劣化によって傷んだ壁や、初めての塗り替えで塗料をよく吸い込む壁では、カタログ以上に多くの塗料が必要になります。逆に、過去に塗り替えを経験している壁では、吸い込みが少なくなるため、塗料が節約できる場合もあります。
このように、現場ごとに「下地の種類」「下地の状態」「塗り替えの回数」といった要素が絡み合うため、一律に缶数を算出することは不可能なのです。したがって、塗料の使用量は現場調査の結果や施工時の状況に応じて調整されるのが一般的です。
トラブル回避のためにも缶数は明記しない
仮に、見積書に塗料の缶数を具体的に記載したとしましょう。すると、その記載内容が後々のトラブルの火種になることがあります。なぜなら、実際の施工時に缶数が「見積もりと違う」という事態が発生する可能性が高いためです。
たとえば、想定よりも塗料を多く使った場合、業者側としては追加費用を請求せざるを得ない状況になります。この時、お客様は「契約時と話が違う」と感じ、不信感を持たれることもあるでしょう。反対に、塗料が少なく済んだ場合でも、「余った塗料はどうするのか」「その分の料金は返金されるのか」といった問題が発生します。
このような事態を避けるため、信頼できる塗装業者ほど、見積もりには缶数を明記せず、あくまで「概算の使用量」として柔軟に対応する姿勢を取っています。大切なのは、最初から最後まで誠実な対応を行い、必要に応じて説明や相談を重ねることです。塗料缶数の明記にこだわるよりも、施工の質と対応力を重視することが、満足のいく塗装工事につながるのです。
他社の見積もり缶数明記に要注意
見積もりに塗料の缶数を明記している業者を見かけると、「具体的に書いてくれているから安心」「誠実な対応をしてくれそう」と感じるかもしれません。しかし、実はこの“缶数の明記”には注意が必要です。
確かに、一見するとわかりやすく親切な対応のように思えますが、実際の施工現場では、缶数通りに塗料を使い切ることはほとんどありません。むしろ、缶数にとらわれすぎることで、かえって質の高い施工が行われないリスクもあるのです。
この章では、缶数を明記する業者の実情と、見積もり内容で本当に注目すべきポイントについて解説します。
缶数を明記する業者の実情
一部の業者では、見積もりに「塗料〇缶使用」と具体的な数値を記載することで、施工内容の透明性をアピールするケースがあります。しかし、その記載が必ずしも正確かつ信頼できるとは限りません。実際には、缶数が書かれていても、現場で本当にその数だけの塗料を使い切っているかどうかは、施主側からは確認しにくいものです。
また、大手ハウスメーカーの下請け業者などでは、使用済みの空き缶を現場で並べて写真を撮り、「このように使いました」と報告することがあります。一見すると信頼できそうに思えますが、ここでも問題があります。塗料缶には必ず「残塗料」があり、すべてを完全に使い切るのは現実的には難しいのです。特に、施工の工程上、少し多めに準備する必要があるため、1缶丸ごと余ることもあります。
さらに、見積もり時点で缶数を明記する業者の中には、「とりあえず少なめに見積もっておいて、追加費用が発生したら別途請求する」という意図を持つケースも存在します。これでは、お客様にとって不利益になるだけでなく、後々の信頼関係にも影響を及ぼす可能性があります。缶数の明記が必ずしも「誠実さ」の証明にはならないことを、十分に理解しておくことが重要です。
缶数よりも「塗料の質」と「職人の技術」が重要
外壁塗装で本当に大切なのは、塗料の缶数ではありません。たとえ缶数が明記されていたとしても、それだけで良い施工になるとは限らないのです。むしろ、以下のような要素こそが、塗装の仕上がりや耐久性を左右します。
①塗料の種類とグレード
安価な塗料を多く使うよりも、高品質な塗料を適切に使用するほうが、長持ちし、美しい仕上がりになります。
耐久性、防水性、防汚性など、家の環境に合った塗料選びが重要です。
②職人の経験と技術
どれだけ良い塗料を使っても、職人の腕が未熟であれば、塗料の性能は発揮されません。
経験豊富な職人は、塗りムラを防ぎ、均一な厚みで塗装することで、見た目も性能も高いレベルを維持できます。
③適正な施工工程
下地処理を丁寧に行い、適切な乾燥時間を守り、規定回数の塗り重ねを行うことが重要です。
手抜きをせず、時間をかけて丁寧に作業を進めることが、最終的な仕上がりに大きく影響します。
このように、塗装の品質は「缶数」では測れません。信頼できる業者であれば、缶数に頼るのではなく、施工内容や塗料の選定、職人の技術力に重点を置いて説明してくれるはずです。納得できる説明をしてくれる業者を選ぶことが、失敗しない塗装工事の第一歩です。
池田塗装の対応について
これまでご説明してきた通り、塗料缶数を見積もり段階で正確に示すことは、現場の状況によって大きく変動するため現実的ではありません。しかし、お客様としては、「どのくらいの塗料を使うのか」「信頼できる施工がされるのか」といった点について、できる限り具体的な情報がほしいと感じるのは当然のことです。
池田塗装では、そうしたお客様の不安や疑問にしっかりと寄り添い、安心して工事をお任せいただけるよう、現場に応じた柔軟な対応を心がけています。
この章では、池田塗装がどのような姿勢で塗料使用量の説明を行い、納得いただけるサービスを提供しているかをご紹介します。
目安としての缶数はお伝え可能
池田塗装では、お客様に安心してご依頼いただけるよう、塗料の使用量についての「目安」をお伝えすることが可能です。現場調査を行ったうえで、建物の大きさや形状、下地の状態を踏まえ、「おおよそ何缶程度になる見込みか」を丁寧にご説明いたします。
ただし、これはあくまで目安であり、「必ず〇缶使用します」といった確約はいたしません。なぜなら、実際の施工中に天候や下地の状況、吸い込み具合などが変化し、想定よりも多く、あるいは少なく済むことがあるからです。そのような不確定要素を踏まえたうえで、事前に無理な断定を避けることで、お客様との信頼関係を大切にしたいと考えています。
また、工事が完了した際には、実際に使用した塗料の缶数や作業内容についても、必要に応じてご報告いたします。透明性を大切にしつつ、柔軟に対応することが、満足度の高いサービス提供につながると信じています。
現場ごとの最適な提案を重視
池田塗装では、すべてのお客様に対して「現場に最適な塗装プラン」をご提案することを最も重視しています。塗料の種類や量、施工方法は、家の構造や築年数、下地の劣化具合、そしてお客様のご希望によって大きく異なるため、一律の対応ではなく、オーダーメイドの提案を行っています。
具体的には、以下のような流れでご提案いたします。
①現場調査
経験豊富なスタッフが建物を丁寧に調査し、劣化の程度や塗装面の状態を細かく確認します。
②ヒアリング
お客様のご要望(耐久性重視・デザイン重視・予算重視など)をしっかり伺い、それに沿ったプランを考えます。
③最適な塗料と工法の選定
数ある塗料の中から、耐用年数、機能性、コストパフォーマンスなどを総合的に判断し、ご提案します。
④柔軟な対応
工事中も状況に応じて柔軟に対応し、必要があれば都度ご報告・ご相談しながら進めます。
このように、池田塗装は「一軒一軒に最適な施工」を信条としており、単に作業をこなすのではなく、将来まで安心して暮らせる品質の高い塗装をお届けすることをお約束します。お客様が納得し、満足いただけるまで丁寧に対応する姿勢が、多くの信頼につながっています。
まとめ~横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装における塗料缶数の考え方や、見積もり時に缶数を明記できない理由について詳しくお伝えしました。
塗料の使用量は、下地の状態や現場環境に大きく左右されるため、一律に「〇缶使用」と断言することは現実的ではありません。缶数のみにこだわるのではなく、適切な塗料選びや職人の技術、そして柔軟で誠実な対応を重視することが、満足度の高い塗装工事につながります。
池田塗装では、お客様一人ひとりに寄り添い、最適な塗装プランをご提案しております。ご不明な点やご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。後悔しない塗装工事のために、私たちが全力でサポートいたします。まずはお住まいの現状を知ることから始めてみませんか?お問い合わせを心よりお待ちしております。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
「まだやるか決めていないんだけれど…」
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「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休7時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)