外壁塗装の見積書には特定の書き方のルールがないため、業者ごとに表現や用語が異なり、一般の方にはわかりにくいことが多いです。
そのため、業者に見積もりを依頼したものの、「見積書はどこを見ればいいの?」と感じている方も少なくありません。
そこで、見積書を読む際に注目すべき5つのポイントを詳しく解説します。
目次
外壁塗装の見積書はどこを見ればいいの?見積書の5つのポイント
外壁塗装工事を依頼する際には、塗装業者から見積りを取得し、その業者が信頼できるかどうかを見極めることが大切です。
そこでここでは、外壁塗装工事の見積書を確認する際の重要なチェックポイントを5つにまとめて詳しく解説します。
①使用する塗料のメーカー名・塗料名
見積書には使用する塗料のメーカー名や塗料名が明記されているか確認しましょう。
例えば、「下塗りシーラー、上塗りシリコン塗装」とだけ記載されている場合、どのメーカーのどの塗料を使うのかが分かりません。
特に、『シリコン塗料』にはさまざまな種類があり、品質や耐久性が異なるため、具体的な塗料名を確認することが重要です。
低品質のシリコン塗料は耐久性が低く、数年で劣化することがあります。逆に、高品質のシリコン塗料は10年以上の耐久性を持つものもあります。
同じシリコン塗料でも、4〜5年の耐久年数の差が生じるのです。
そのため、見積書に「シリコン塗料」と書かれているだけですと、グレードの低い塗料が活用されている可能性があります。
そのようなことから、見積書には使用する塗料のメーカー名や塗料名を記載してもらうことをおすすめします。
②今回の塗装が3回塗りかどうか
見積書に塗装の回数が明記されているか確認しましょう。通常、外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となっています。
しかし、見積書に「外壁塗装工事一式」とだけ書かれている場合には、1回塗りかもしれませんし、2回塗りかもしれません。つまり、適切な回数ではない可能性があるのです。
また、外壁だけでなく、「付帯部」の塗装についても3回塗りなのかどうか確認することが大切です。
付帯部とは、雨樋や破風板、雨戸、戸袋、木部、鉄部など、外壁以外の塗装箇所のことを指しています。
付帯部も3回塗りが行われるかどうかを確認することが、より重要だと感じています。
外壁で塗装が剥がれてしまうケースは少ないのですが、付帯部の塗装に手抜きをしてしまうとすぐに剥がれてしまうことになります。
そのため、外壁の3回塗りはもちろんのこと、付帯部にも3回塗りが行われるのかどうかを確認することが、塗装の耐久性を確保するためにも大切です。
③外壁の数量・面積がきちんと記載されているかどうか
見積書に外壁の面積が正確に記載されているか確認しましょう。「外壁塗装一式」とだけ記載されており、数量・面積が記載されていないケースがあります。
外壁の面積を元に塗装単価をかけて金額を出すのが一般的です。しかし、一部の業者は1階と2階の床面積を合わせて計算する方法が用いられていることもあります。
この場合、外壁の面積を正確に調査していない可能性があるため、このような一式と記載されている業者や坪・床面積で計算する業者については注意が必要です。
実際の外壁の面積とは異なるため、適正な見積もりができないのです。
④見積書に塗料ごとの耐久年数、もしくは保証年数の目安が記載されているかどうか
見積書に塗料ごとの耐久年数や保証年数が記載されているか確認しましょう。
工事後に保証書が発行される業者の場合、見積書に保証年数が明記されていないと、後で言った言わないのトラブルになる可能性があります。事前にしっかり確認しましょう。
例えば、「この塗料は10年保証」といった明確な記載があると安心です。
また、保証年数が異なる塗料が使用される場合、それぞれの耐久年数が明記されているかを確認することも重要です。
⑤不明瞭な項目や金額がないか
見積書の項目と金額に不明瞭な部分はないか確認しましょう。
先日、とあるハウスメーカーの見積書を確認したところ、「諸経費一式」として30万円と記載されていました。
おそらく、その内訳を業者に確認してみたら「現場管理費」や「施工管理費」であると答えるのではないかと思います。しかし、それにしても高額であるため、不誠実な見積書だと感じました。
例えば、遠方の塗装業者の場合、「諸経費」として高速道路の交通費やガソリン代として1〜2万円程度請求するようなケースがあります。このように、納得できる理由がある場合は問題ありませんが、不明瞭な費用がある場合は注意が必要です。
特に、あまりにも大きな金額の不明瞭な金額の記載のある塗装業者は避けた方がいいでしょう。
外壁塗装の見積書の見方を理解するメリット
外壁塗装の見積書の見方を理解することで、多くのメリットがあります。ここでは、そのメリットについて詳しく解説します。
・見方が分からないと金額だけで比較してしまいがち
見積書の見方が分からないと、金額だけで業者を比較してしまいがちです。しかし、外壁塗装の品質は価格だけでは判断できません。
例えば、使用する塗料の種類や回数、保証内容などが異なるため、金額だけで判断すると適正なサービスを受けられない可能性があります。
ある業者の見積りが他よりも安かったとしても、その理由が塗料の品質が低いからだったり、塗装の回数が少ないからだったりすることがあります。
見積書の詳細を理解することで、価格の裏に隠れた重要な要素を見逃さず、より賢明な選択ができます。
・見方を理解すれば費用相場を知ることもできる
見積書の見方を理解することで、外壁塗装の費用相場を知ることができます。
複数の見積書を比較し、どの項目にどれだけの費用がかかっているのかを把握することで、相場感を養うことができます。
例えば、ある業者が「諸経費」として高額な費用を請求していた場合、その内訳を確認し、他の業者と比較することで、その金額が妥当かどうか判断できます。
相場を知ることで、不当に高い見積りや低すぎる見積りに対して適切に対応でき、適正価格での工事を依頼することが可能になります。
・主体的に取り組むことができる
見積書の見方を理解することで、外壁塗装工事に対して主体的に取り組むことができます。
業者に任せっきりにするのではなく、自分自身で見積書を確認し、疑問点を業者に質問することで、納得のいく形で工事を進めることができます。
また、見積書の内容を理解することで、業者とのコミュニケーションが円滑になり、信頼関係を築きやすくなります。
業者との打ち合わせ時に具体的な質問ができるため、工事内容についてより深く理解することができるのです。
まとめ~横浜市で外壁塗装のことなら池田塗装へご相談を
以上の5つのポイントを参考にして、外壁塗装の見積書をしっかりと確認することで、適正な工事を依頼できるようになります。
外壁塗装の見積書を正しく理解し、信頼できる業者を選ぶことで、満足のいく仕上がりを実現しましょう。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)