外壁塗装で使用される、ペンキと塗料の違いはご存じでしょうか。
塗装を考えている方の中にも、あまり違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペンキと塗料の違い、そして外壁塗装で使われるペンキの種類についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□塗料とペンキの違いについて
外壁塗装などで使われる塗料は、実はペンキとは別物です。
近年、断熱性や耐久性など、機能面で優れた製品が数多く存在しますが、この多くは塗料に分類されます。
ウレタン系やシリコン系などは、まさに塗料ということです。
もう少し詳しく説明すると、塗料とペンキとでは、成分にも違いがあります。
顔料・樹脂・溶剤などを混ぜ合わせて作る塗料に対し、ペンキはオイルペイントなどを植物油で稀釈します。
さらに役割にも違いがあります。
高い耐久性を持つ塗料は、劣化しづらく、外壁塗装などにぴったりです。
それに対しペンキは、塗料に比べて安価だというメリットがあります。
耐久性を重視しない場面では、ペンキを使用した方がお得ということもあります。
□外壁塗装でも使われるペンキについて
前述した通り、外壁塗装には塗料が広く使われますが、ペンキも登場の場面がゼロということはではありません。
条件があえば、部分的にでも使えるのでご紹介します。
*オイルペイント
元祖ペンキともいえる、昔ながらのペンキです。
植物性のボイル油を主成分としており、柔らかく塗りやすいため、初心者にも塗りやすいペンキといえます。
特に木部は、膨張・収縮を繰り返すため、塗料でも劣化が早いです。
このような場面では、コストを抑える意味でオイルペイントが使われます。
しかし速乾性が低く、作業後2日以上は触れられないので注意が必要です。
*合成樹脂調合ペイント
オイルペイントと比べると乾燥時間がやや早く、耐久性や色ツヤも改良されているペンキです。
気温の高い夏であれば、2時間くらいで硬化が始まります。
しかし、耐久性が高いといっても3〜5年での塗り替えが必要です。
加えて、速乾性も外壁塗装用の塗料には劣っているので、メリットを比較しながら使い分けることが大切です。
□まとめ
今回は、ペンキと塗料の違い、外壁塗装に使われるペンキについてご紹介しました。
塗料だけでなく、場面に応じてペンキも使えることがわかって頂けたのではないでしょうか。
それぞれの強みを生かし、計画的に取り掛かることが大切です。
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この記事の著者について
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