ひび割れや剥がれの直し方
実際に、DIYの方法を紹介する前に注意したいことは、「家の外壁のDIYをすることは危険である」ということです。
壁は家を構成する大事な一部分です。
もし、DIYで補修しきれなかった傷から家が壊れやすくなってしまう可能性も考えられるため、そのようなDIYは人命にかかわるということを忘れないでください。
そのため、なるべくひび割れや剥がれの大きさが大きいものは自分でDIYしようと考えずに業者に委託してください。
それでは外壁の剥がれやひび割れを自分で補修する方法をご紹介します。
*スプレー式
スプレー式は0.3mm以下の幅の剥がれやひび割れに使用してください。
その名の通り、スプレーを利用して補修します。
スプレーを用いるため、周りの壁にも噴射してしまうかもしれない欠点はありますが、簡単に手軽にできるという利点があります。
手順について説明します。
まず、そのひび割れや剥がれの部分に防水材を吹きかけます。
防水材が浸透し、完全に乾燥したと判断すれば、セメントの塗装剤を吹きかけていきます。
これで完了です。
*チョーク式
この方式も0.3mm以下の剥がれやひび割れに使用してください。
セメントチョークをひび割れや剥がれに直接塗りこんで補修します。
スプレーと違って、周りの壁に噴射してしまうということはないですが、力が必要ですし、時間もそれなりにかかります。
時間の余裕もあって体力のある方にはこの方法がおすすめです。
*シーリング材を用いた方法
0.3mmよりも大きく1mmよりも小さい幅のひび割れや剥がれはチョーク式やスプレー式では対応しきれません。
そのため、より高度な補修が必要となります。
手順を説明します。
まず、修理したい部分の掃除をしましょう。
ほうきを使ったりアルコールで油分をおとしたりして掃除をしてください。
次に、シーリングが周りにつかないようにマスキングテープなどで周りの壁を保護しましょう。
これを怠ると見栄えが悪くなってしまうので、絶対に行ってください。
続いて、耐久性をあげるために下地材を塗りこんでください。
この下地材なしでも補修はできますが、傷ついた部分とシーリング材が上手く密着できなかったり耐久性が悪くなったりするので、塗ることをおすすめします。
最後に、その部分にシーリング材を埋めきれいに整えれば完了です。
*0.1mm以上のひび割れや剥がれ
DIYをするには大きすぎる傷であるため、業者に委託することをおすすめします。
まとめ
以上、ひび割れや剥がれの直し方をご紹介いたしました。
もちろん、この記事で紹介したようにDIYで直してみるのも良いのですが、外壁はお家にとって大切な部分ですので基本的には業者に頼むことをおすすめします。
この記事が皆様のお役にたてたのであれば幸いです。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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