無機塗料とは
一般的に塗料と言われているものは、ウレタンやシリコンなどが主な成分の有機塗料です。
一方無機塗料は、腐らない材質が主な成分になっています。
そのおかげで、今まで外壁がだめになっていたチョーキングや色あせといった現象が起きなくなります。
しかし100%無機物が成分では塗料は伸びず、使い物になりません。
そこで、無機物と有機物の二つをバランス組み合わせたものが無機塗料になります。
無機塗料のメリット
*耐久性が高い
無機物は雨や紫外線にあまり影響されないため、劣化しにくいです。
他の塗料と比べると、長期間に渡り外壁を守ることができます。
*カビ・コケが発生しにくくなる
カビやコケが発生する原因が有機物なので、無機塗料で塗られた壁にはカビやコケが繁殖しにくくなります。
*汚れに強い
無機物は親水性が高く、水が流れ落ちやすい性質になっています。
そのため汚れが一緒に流れてくれます。
また、ゴミが溜まる原因の静電気が起きにくい性質も兼ね備えています。
無機塗料のデメリット
*ひびが入りやすい
表面が固くなってしまうので、外壁がひび割れた時は表面も一緒に裂けます。
その際は弾力性が高い塗料にすることで対応できます。
*値段が高い
原料となる無機物の値段が張るので、どうしても値段が上がってしまいます。
値段は1㎡あたり5000円ほどで、現在主に使われているシリコン塗料が2500円ほどなので、比べると2倍くらい値段に差が出ます。
*上から塗装し直せない
無機塗料は汚れが付きにくいのが長所でもありますが、それもあって上から新しく塗装しても表面が密着しせず、簡単に剥がれ落ちます。
このように、無機塗料には良い点と悪い点の両方あります。
また屋根や外壁によって塗料を使い分けることで、それぞれが持つ問題に個別にアプローチできるので、塗料の使い分けも念頭に置いておきましょう。
無機塗料を使う前に!知っておきたい注意点
*業者に依頼する
これはどの塗料を使っても同じことですが、きちんとした手順を踏んで塗装しなければ、どれだけ良い塗料を使っても剥がれてしまいます。
自分で塗装すると技術が足りず、せっかく長持ちする無機塗料を使っても、もう一度塗装しなければなくなるかもしれません。
そうなると先ほども言いましたが、無機塗料の上から塗装はできないので無駄になってしまいます。
また業者の中でも塗装の質は様々で、どの業者を選ぶによっても耐用年数は変わってきます。
まとめ
今回は無機塗料のメリット・デメリットをご紹介しました。
外壁の耐用年数を伸ばしたい方は、こちらを使ってみるのも良いかもしれません。
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そこで外壁のお悩みをご相談いただければ、お客様に最適なプランをご紹介できます。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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