横浜市の塗装会社、株式会社池田塗装の池田です。
外壁塗装の色選び、とても迷われる方が多いです。
一度、外壁に塗装工事を行ってしまうと、次に工事をするには10年後とか15年後と先になってしまいます。
そのため、「失敗したくない」と迷われるのは当然のことです。
そこで今回は、『外壁塗装の色選び』で失敗しないための基本的なポイントや注意点について、横浜市の塗装のプロがお伝えしていきます。
目次
外壁塗装の色選びの方法~ケースも踏まえて解説
外壁塗装は住宅の美観を取り戻すための重要な取り組みですが、色選びを失敗してしまうと簡単に塗りなおすことはできず、とても残念な結果となってしまいます。
そのため、色選びはとても慎重に丁寧に行わねばなりません。
色選びの方法にはいくつかありますが、どのようなシーンに適しているのか踏まえながら解説していきます。
・塗料メーカーのカタログ(常備色)から選ぶ
池田塗装では、色選びをお客様と行う場合に、まず最初に、塗料メーカーのカタログをお渡ししています 。
これは『常備色』と呼ばれるもので、塗料メーカーがさまざまな色の中から何十色か、選びやすいように色をまとめてくれているものです。
今回の外壁塗装において、
①特に強い色に対するこだわりがない
②現在の色と同じでいい
という方であれば、この常備色からお選びすることがオススメです。
・見本帳から選ぶ
外壁塗装に取り組むうえで、
①せっかくだからイメージを変えたい
②2階と1階で色分けをしたい
という方であれば、『見本帳』から色選びするのがオススメです。
外壁塗装にこだわりを求めているのであれば、常備色から色選びするのは難しいからです。
見本帳とは、日本塗料工業会で発行している「塗料用標準色」のことを指していて、一般に多く用いられている実用色600色以上をまとめあげたものです。
池田塗装では、お客様の要望に応じてこの見本帳をお渡しし、色選びのお手伝いをしております。
・見本帳とは
日本塗料工業会は、1954年に見本帳の第1版を発行して以来、時代のニーズを取り入れながら定期的に改良されており、現在『2021年L版』が発行されています。
外壁塗装で活用されている色だけではなく、建築物や構造物、設備機器、JIS規格(日本工業規格)などで定められた色から選ばれています。
また『2021年L版』ではつや有り色600色とつや消し色54色を収録されており、色の見えにくい方に配慮したカラーユニバーサルデザイン対応色や、内装用のつや消し見本も収録されたことでも話題となりました。
2024年6月には、『2024年P版塗料用標準色』として発行予定となっています。
・塗り板を活用する
外壁塗装の色選びでは、見本帳からいくつか色を選び、その色の「塗り板」をつくってもらうことがオススメです。
見本帳に収録されている色は600色程度となっており、時代のニーズに沿って、見直しが行われています。
多くの外壁塗装の現場において見本帳を活用されていますが、実際にこの600色の中から、ピンポイントで「この色がいい」と選ぶことはとても困難です。
それは、あまりに小さい色見本であるために、外壁に塗装した際の微妙な色合いを確認することができないからです。
外壁塗装の色選びで失敗しないための注意点『面積効果』とは?
外壁塗装の色選びにおいて失敗してしまう要因に『面積効果』が挙げられます。
これは同じ色であっても、小さな見本帳などで見た色と、大きな外壁で塗装された色では異なって見えてしまうというものです。
ここでは、色選びで失敗しないためにどのような点に注意すればいいのか詳しくお伝えしていきましょう。
・「塗り板」をつくるポイント
「塗り板」はA4サイズの板状の色見本のことです。
どの塗料メーカーでもつくることができますので、池田塗装でも外壁塗装の色選びの際にはつくってもらうことをオススメしています。
では、見本帳からどのように色選びして塗り板をつくってもらうといいのか、そのポイントをお伝えいたします。
基本的には皆さん、外壁に活用したい色や、お好みの色をお持ちだと思います。
その色の中から、何色かづつ、最低3色ぐらい選んで、塗り板を作ってもらうようにしましょう。
たとえば、ブルー系がお好みであるならブルー系を、グリーン系の外壁にしたいならグリーン系を、そのほかにも、明るいイエロー系にしたい、人気色であるアイボリー系やベージュ系から選びたいなど、まずは色の系統を選ぶようにします。
その中で「アイボリー系の外壁色にしたい」と感じたのであれば、選んだ色の前後の2色を含めてもらうようにすることや、 トーンの違う隣の色などから、3色〜5色程度を選んでいきます。
塗り板はどの塗料メーカーでもつくってもらうことができますので、選んだ色、すべての塗り板を注文すると良いでしょう。
・塗り板をオススメする理由
なぜ、塗り板をつくることをオススメしているのかというと、外壁塗装の色選びで失敗してしまうケースや、色に関するトラブルが生じてしまいやすいからです。
具体的には、実際に塗装してみたらイメージと違ったということや、 イメージよりも色が薄く感じるとか、濃く感じるといったものが起きやすいです。
そのような失敗が生じるケースでは、塗り板を活用せずに、塗料メーカーのカタログや見本帳だけで選んでしまうという事例があるのです。
・「面積効果」とは?
色には見え方があって、同じ色であっても小さな面積になるほど濃く見え、大きな面積であれば薄く見える効果があります。
そのことを「面積効果」と言います。
つまり、塗料メーカーのカタログや見本帳でピンポイントに選んだ色を、実際に外壁に対して塗装してみると、かなりイメージが変わって見えてしまうのです。
この面積効果は、見本帳での小さいものとA4サイズの塗り板でもかなり異なるイメージに見えるため、カタログや見本帳と外壁では印象が異なることは当然でしょう。
せっかく楽しみにしていた外観が、塗装工事の完了でまったく異なったイメージになってしまったとしたら、とても残念な気持ちになってしまいます。
簡単に塗り替えできるようなものではありませんので、このような失敗は絶対に避けるべきです。
・塗り板の上手な活用方法
塗り板は、このようなイメージの相違をなくして、頭に思い描いた外観通りに外壁塗装するためにとても有効な手段になります。
そのため、外壁塗装の色選びにおいて、特にこだわりがある場合には、塗り板をつくってもらうことをオススメします。
ただ、塗り板を効果的に活用するためには、いくつかのポイントがあります。
先ほど「面積効果」についてお伝えしましたが、その他の要素によっても色は違ったイメージに見えることがあります。
たとえば、日光が当たる場所と日陰の場所では同じ外壁色でも違った印象に見えるでしょう。
また、朝と昼、夕方のように異なる時間帯においても、外観イメージはずいぶん異なります。
そのため、いくつかつくってもらった塗り板を、お家の中だけで見るんじゃなくて、お家の外で見てみることも大切です。
実際には塗り板を室内で見るだけじゃなく、太陽光の下で見てみることや、外の日陰で見てみること、もしくはおうちの外壁に当てて見てみることなどをオススメします。
そのように、いろんなシーンで色を見比べてみると、実際に塗装工事がはじまった後でも、イメージに大きな差が生じるという可能性が少なくなります。
とてもアナログな方法ではありますが、外壁塗装の色選びにおいては効果的な方法であると言えるでしょう。
・カラーシミュレーションでの注意点
最近では、カラーシミュレーションによって色選びをする方法もあります。
カラーシミュレーションとは、お家の外観をパソコンに取り込んで、選んだ色でどのような外観になるのか見ることができるソフトのことを言います。
今までの色やデザインとは異なる塗装を検討している場合に、どのようなイメージになるのか知ることができます。
ただ、このカラーシミュレーションも万全という訳ではありません。
パソコンの機種によって色の見え方が違いますし、モニターによっても違ってきます。また、モニターの明るさによっても見え方は大きく変わります。
カラーシミュレーションは、仕上がりのイメージを掴むためには最適だと言えますが、細かい色選びに適しているとは言えません。
そのため、最終的な色を決定する際には、やはり塗り板を活用して、少しでも大きめの面積のもので実際の色を目で見て確認するのが、失敗しないためのポイントであると言えるでしょう。
まとめ~横浜市で外壁塗装のことなら池田塗装へご相談を
今回の記事では、外壁塗装の色選びについてご紹介し、色選びの際の注意点として面積効果についてお伝えしました。
外壁塗装の色選びにおいて、現状と同じにしたい、こだわったデザインや色を考えていないというご家庭であれば、塗料メーカーのカタログ(常備色)から選ぶといいでしょう。
現状とは違う色にしたい、デザインにこだわりたいということであれば、色見本調から選び出し、塗り板で確認することがオススメです。
また、室内で確認するだけではなく、日向や日陰、時間による見え方の違いを確認しながら、色選びを進めていくといいでしょう。
横浜市の外壁塗装・屋根塗装なら、地元に密着し、実績豊富な塗装業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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