株式会社池田塗装の池田です。
今日は、「外壁塗装の艶あり・艶なし」についてお話ししようと思います。
外壁塗装において艶の選び方は非常に重要です。艶は塗料の仕上がりだけでなく、耐久性やメンテナンス性にも大きく影響します。艶の有無によって建物全体の印象が変わり、外観のイメージを大きく左右します。自分の家に最適な艶を選ぶことで、理想の仕上がりを実現することができます。
このコンテンツでは、艶の種類、メリット・デメリット、適した選び方など、横浜市の塗装業者が詳しく解説します。艶を選ぶことで外壁の見た目だけでなく、性能も大きく変わります。自宅に最も適した艶を見つけるための参考にしてください。
目次
外壁塗装における艶の役割とは?
外壁塗装における艶の役割は、見た目の美しさだけでなく、塗料の機能性にも大きな影響を与えます。艶の有無によって外壁の光の反射や耐候性、汚れの付きやすさなどが変わり、最終的な仕上がりが大きく左右されます。適切な艶を選ぶことは、建物の価値を高めるために非常に重要です。
ここでは、艶の役割や選び方について詳しく見ていきます。
艶の種類
艶の種類は「艶あり」「7分艶」「半艶(5分艶)」「3分艶」「艶なし」の5つに分かれ、それぞれの特徴によって見た目や機能が異なります。艶は建物の外観に与える視覚的な影響だけでなく、汚れの付きやすさや耐久性にも関わってきます。
一般的な塗料は艶ありが多く、塗り替えた後には光沢のある仕上がりとなります。しかし、「新しく塗り替えました」という感じをあまり出したくない場合には、艶なしを選ぶことで自然で落ち着いた印象にすることができます。また、建物のタイプによっても適した艶は異なります。例えば、歴史のある建物や落ち着いた雰囲気を持たせたい場合には、艶なしが適しています。
艶が外壁に与える影響
艶が外壁に与える影響には、以下のような点があります。
①視覚的な効果
艶ありの塗料は光を反射し、建物を明るく見せる効果があります。新築のような輝きを求める場合には艶ありが適しています。一方で、艶なしは光をあまり反射しないため、落ち着いた印象を与えます。
②汚れの付きにくさ
艶ありの塗料は表面が滑らかであるため、汚れが付きにくく、雨などで自然に汚れが流れ落ちやすいです。これに対して、艶なしは表面がざらついているため、汚れが付きやすい傾向があります。
③耐久性
一般的に、艶ありの塗料の方が耐久性は高いとされています。艶を持つことで紫外線の影響を受けにくく、塗膜が長持ちします。
艶の種類と選び方のポイント
外壁塗装において艶を選ぶことは、建物の見た目や機能に大きな影響を与えます。艶の種類にはいくつかの選択肢があり、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。
ここでは、艶の種類ごとの特徴と、それに応じた選び方のポイントを詳しく解説します。
艶あり、半艶、7分艶、3分艶、艶なしの違いとは?
外壁塗装に使用される塗料には、大きく分けて「艶あり」「7分艶」「半艶(5分艶)」「3分艶」「艶なし」の5つの艶があります。それぞれの特徴を理解し、建物や好みに応じた選び方をすることが重要です。
①艶あり
艶ありは塗料の光沢が強く、建物全体に高級感を与えます。新築のようなピカピカとした仕上がりを求める場合に適しており、特に商業施設や目立たせたい建物に多く用いられます。光沢があることで、汚れが付きにくくメンテナンスもしやすいという利点があります。
②7分艶
7分艶は艶ありと半艶の中間に位置し、適度な光沢を持ちながらも過度に派手ではないバランスが取れた艶です。新築感を持たせつつ、少し落ち着いた雰囲気を演出したい場合に適しています。汚れの付きにくさと控えめな光沢の両方を求める方におすすめです。
③半艶(5分艶)
半艶(5分艶)は、艶ありと艶なしの中間で、適度な光沢がありながら落ち着いた印象を与えます。艶ありほど派手ではなく、しかし艶なしほど控えめでもないため、住宅の外壁として非常にバランスが良い選択です。光沢感を持たせつつ、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
④3分艶
3分艶は、半艶よりもさらに控えめな艶で、光の反射を抑えつつも、わずかに光沢を持たせたい場合に適しています。自然な仕上がりを目指しながらも、艶なしよりも多少の光沢が欲しいという方に適しており、周囲の景観に溶け込みやすいのが特徴です。
⑤艶なし
艶なしは光沢がないため、シックで落ち着いた雰囲気を持たせたい場合に選ばれます。特に、外壁の模様や素材の質感を強調したいときに適しています。艶がないことで、建物が自然に周囲の風景に溶け込み、落ち着いた印象を与えることができます。
艶あり塗料のメリット・デメリット
艶あり塗料には次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット:
- 見た目が美しく、光沢があることで新築のような輝きを保てます。
- 表面が滑らかなため、汚れが付きにくく、メンテナンスが容易です。
- 紫外線の影響を受けにくく、耐久性が高い傾向があります。
デメリット:
- 光沢が強いため、周囲の環境によっては反射が気になることがあります。
- 豪華な印象を持つため、歴史ある建物や落ち着いた雰囲気を求める住宅には合わないことがあります。
艶なし塗料のメリット・デメリット
艶なし塗料には以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット:
- 落ち着いた印象を与え、特にモルタルやジョリパットといった仕上げ材との相性が良いです。
- 模様や質感を強調することで、建物全体のデザイン性が高まります。
- 自然な雰囲気を持たせることで、周囲の環境に溶け込みやすくなります。
デメリット:
- 表面に光沢がないため、汚れが付きやすく、雨垂れや埃が目立ちやすいことがあります。
- 艶あり塗料と比較すると、耐久性が若干低下することがあります。
建物の材質に応じた艶の選び方
建物の材質によって、最適な艶の選び方が異なります。外壁の材質ごとに適した艶を選ぶことで、見た目だけでなく、塗装の耐久性やメンテナンスの容易さも大きく向上します。
ここでは、サイディングやモルタルなどの材質ごとに、どの艶が適しているのかを詳しく解説します。
サイディングとモルタルで異なる艶の選び方
建物の外壁材によっても、適した艶は異なります。一般的な外壁材には「サイディング」と「モルタル」があり、それぞれに最適な艶があります。
サイディングの場合、艶ありや半艶がよく選ばれます。光沢を持たせることで、サイディングの模様が映え、清潔感が生まれます。サイディングの外壁は比較的平滑で、艶ありにすることで防汚効果も期待でき、メンテナンスが楽になります。
モルタルには、艶なしが適していることが多いです。モルタルの質感を活かすためには、光沢を抑えた方が自然で美しい仕上がりになります。また、モルタルの外壁は独特の風合いがあり、艶なしを選ぶことでその風合いを最大限に引き立てることができます。
特殊な仕上げ材(ジョリパット)への艶の適用
「ジョリパット」と呼ばれるコテ仕上げの外壁には、艶なしが特に適しています。ジョリパットには、櫛引(くしびき)などの独特な模様があり、艶なしを選ぶことでこれらの模様が際立ちます。
艶がないことで素材そのものの美しさが引き立ち、建物全体の風合いが良くなります。また、ジョリパットは様々な模様を楽しむことができるため、艶なしにすることでそのデザイン性を最大限に活かすことができます。
色と艶の組み合わせによる印象の違い
色と艶の組み合わせは、外壁全体の印象を大きく左右します。例えば、艶ありの黒は高級感を与え、艶なしの淡い色は柔らかく落ち着いた印象になります。
ここでは、色と艶の組み合わせによってどのように建物の印象が変わるのかを具体的に解説します。艶と色のバランスを理解することで、理想的な外観を実現することができます。
黒や濃い色の外壁と艶の関係
近年、黒や濃い色の外壁が人気です。例えば、黒い外壁に艶ありを選ぶと、まるでエナメルのような高級感が生まれ、非常に目を引く仕上がりになります。
一方で、艶なしを選ぶことで、同じ黒でも落ち着いた印象を作り出すことができます。光沢を抑えることで、主張が少なくなり、落ち着いた雰囲気に仕上がります。
特に、黒や濃い色は光を反射しやすいため、艶を抑えることで周囲との調和が取りやすくなります。
明るい色と艶の調整
明るい色の外壁に艶を加える場合、反射が強くなることに注意が必要です。例えば、白や淡いベージュの外壁に艶を加えると、太陽光の下で反射が強く、眩しく感じることがあります。
一方、艶なしにすると反射が抑えられ、落ち着いた柔らかい印象になります。特に、住宅地では周囲の家に対する配慮も重要ですので、艶の選び方には注意が必要です。艶なしにすることで、周囲の景観に溶け込みやすく、調和の取れた外観を作り出すことができます。
まとめ~横浜市の外壁塗装・屋根塗装のことなら
本記事では、外壁塗装における艶の種類、役割、選び方、そして色と艶の組み合わせによる印象の違いについて詳しくお伝えしました。
艶を選ぶことは、外壁の見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性にも大きな影響を与えます。それぞれの艶の特徴を理解し、建物やお好みに応じて適切な艶を選ぶことで、理想的な仕上がりを実現できます。
また、迷った際には信頼できる業者に相談し、理想の外壁を手に入れることを目指しましょう。艶選びは、塗装の仕上がりに大きく影響する重要な要素ですので、じっくりと検討して最適な選択をしてください。
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この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
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