そのままにしておくと、将来的に雨漏りの原因にもなります。
戸建て住宅の屋根材に最も多く使われているものがスレート瓦といわれるものです。一般的には「コロニアル」や「カラーベスト」なども同じものになります。
スレート屋根の塗装工事において、必ずといってもいいくらいに出てくる問題が経年劣化でのスレート瓦の「ヒビ割れ」です。
塗替えをご検討される方は家を建ててから、もしくは前回の塗り替え工事から10年以上経過している方がほとんどなので、調査にお伺いした際に屋根に上がると少なくとも数箇所、ひどい場合は数十箇所とヒビ割れがあることがあります。
もちろんそのままにしておくと将来的に雨漏りの原因にもなりますので、きちんと補修を行ってからの塗装作業になります。
それでは屋根のヒビ割れの補修とはどのように行うものなのでしょうか。
従来の補修方法
屋根のヒビ割れの補修方法として従来は、割れている瓦材を撤去して新しいスレート材に差し替える方法、もしくは数箇所程度のヒビ割れであれば、シーリングを使った補修を行うのが一般的でした。
シーリングというのは万能な充填剤ではありますが、本来は屋根の補修専用の材料というわけではなく、それに代わる補修材がなかったことで代用され続けてきました。
新たな屋根補修方法タスマジック
2018年春、株式会社セイムという会社から新たに屋根専用の浸透型補修材が発売されました。
私自身、以前からこのような補修材があったらいいなぁ…と思っていたので、今後の屋根の補修については試験的にこの「タスマジック」を使用し、特に問題等なければ標準的に使用していきたいと思っています
従来のシーリングでの補修と比べると、強度的にも見た目の仕上がり感にしてもよくできた補修剤だと思います。
浸透型補修材(平型スレート屋根材専用) タスマジック
雨や風、強い紫外線、大気汚染など過酷な環境に一年中さらされる屋根材。
その中で、いろいろな原因でヒビ割れやカケなどを起こすことが多く、その補修メンテナンスも容易ではありませんでした。
そこで…強力に、しかも長期的に安心できる補修材・タスマジックをおすすめし、補修方法をご紹介いたします。
3つの特徴
「浸透型で両面補修」
裏面まで浸透し、屋根材の表裏両面を補修。
「2倍の強度」
補修箇所は、元の屋根材の2倍の強度。
「水分があっても補修可能」
高圧洗浄後など、多少の水分が残っていても、塗布・浸透可能。完全に硬化します。
性能実験結果について
産学官との連携で製品実験を行い、性能の裏付けデータをとりました。
元の屋根材とタスマジックで補修した屋根材との強度を比較した結果、タスマジックの強力な接着力により補修した屋根材は、補修する前の屋根材より約2倍の強度があることが、実験にて証明されました。