屋根リフォームに迷ったら、 カバー工法も検討してみませんか?
屋根リフォームといっても、その工法はいくつかあります。代表的なのが塗装工事・葺替え工事ですが、それ以外にも最近特に主流となってきている屋根リフォーム工法がカバー工法になります。
主に既存の屋根材の状態が悪く、すでに雨漏りしている、もしくは塗装工事が不可能な場合にカバー工法をおすすめするケースが増えています。ここではガルバリウムカバー工法について説明します。
そもそもカバー工法とは?
当社で行っているカバー工法とは、「ガルバリウム鋼板を使用したカバー工法」のことをいいます。一般的な葺替え工事の場合、古い屋根材を一度剥がして、新たな屋根材を取り付けします。
葺替え工事とカバー工法の決定的な違いは古い屋根材を剥がすか、剥がさないかという点が大きな違いです。
カバー工法のメリット・デメリットについて
メリット
- 古い屋根材を剥がさないため、撤去費用・処分費用などの余分な費用がかからない。
- 葺替え工事に比べて工事期間が短い。
- 塗装工事に比べて耐久年数が長い。
(※通常の塗装工事の場合、シリコン塗装をした場合ですと、約10年おきに塗替えが必要になりますが、ガルバリウムですと約30年程度の耐久性なので、施工後は長期にわたって屋根のメンテナンスが不要になります。)
デメリット
- 既存の屋根材の上に被せるので重量が増える。
- 瓦屋根の場合には基本的にカバー工法での施工ができない。(瓦の場合は葺替え工事をおすすめします)
工事の順序
01:最初に古い棟板金を撤去します。
まず最初に屋根カバー工法を行う際は、既存屋根の凸凹をなくさなければならないため、棟板金といった金属材も解体撤去していきます。棟板金の木下地も撤去します。
02:軒先水切りを取り付けます。
新たな屋根を葺くための下準備として、軒先(屋根の先端部)に軒先水切りを取り付けます。
03:屋根ルーフィングを 貼り付けます。
次に屋根のカバー工法を行う際に大切な役割を果たす屋根ルーフィングを貼っていきます。
04:ケラバ水切りの取り付け
ケラバという屋根の外側部にケラバ水切りという部材を取り付けます。
05:谷板金の取り付け
写真のような谷という箇所には谷板金という部材を取り付けます。谷板金の役割は落ちた雨を雨樋まで排出することです。
06:本体の取り付け
そしていよいよ本体を取り付けていきます。今回使用した屋根材は金属製の天然石チップがちりばめられた高耐久性の金属屋根です。天然石チップが採用されていることから自然色のため、塗装を今後必要としません。
インターロック工法という独自の専用ビスを使用した工法は風速70m/sの試験もクリアした安心の施工法です。
07:棟包みの取り付け
木下地を取り付けて棟包みを被せます。
08:専用換気棟材の取り付け
換気棟という小屋裏の換気を行うための専用換気棟材を取り付けます。
09:完成
カバー工法とは「葺替え」と違い、既存の屋根材の上に新たに屋根材を被せる工法で古い屋根材の撤去や、処分費用などがかからないため近年最も多く選ばれている施工方法です。
もしご興味のある方はお気軽にご相談ください。
工事期間は約1週間程度。上記でもご説明しましたがガルバリウムによるカバー工法の場合、長期にわたって屋根のメンテナンスの必要がなくなります。
カラーベスト屋根にお住まいの方は屋根リフォームの選択肢の一つとして、カバー工法も検討してみてはいかがでしょうか?